アイシンの「アイシンエコトープ」が環境省「自然共生サイト」に認定

2024.02.27

サステナビリティ

 

 当社の半田工場内に整備している「アイシンエコトープ」※1は、環境省の「自然共生サイト」に認定されました。

 2022年12月、生物多様性条約の第15回締約国会議(COP15)にて、2030年までの世界の生物多様性保全の目標を設定した「昆明・モントリオール生物多様性枠組み」が採択され、各国で陸域と海域の30%以上を保全する行動目標が掲げられました。環境省は、この目標達成に向けて、国土の30%以上を自然環境エリアとして保全する目標「30by30(サーティ・バイ・サーティ)」を定めました。

 「30by30」の達成に向けて、環境省は2023年度に、民間の取り組み等によって生物多様性の保全が図られている区域を「自然共生サイト」として認定する取り組みを開始、今回「アイシンエコトープ」が認定されました。

 「アイシンエコトープ」では、碧南海浜水族館との協業による希少種の保全活動や、年2回のモニタリング調査による生態系変化の確認、地元小学生の環境保全意識向上につながる生き物調査イベントなどを通じて「30by30」の達成に貢献します。なお、当社は「生物多様性のための30by30アライアンス」※2にも参画しています。

 アイシンはこれからも、2050年ビジョン「自然・地域生態系との調和のグローバル実現をめざす」に向けて、環境・社会課題の解決に取り組んでいきます。

1 エコロジーとビオトープを融合した当社の造語

230by30」目標達成のため、環境省を含む団体を発起人として発足した、企業・自治体・NPOによる有志連合。

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<参考1>アイシンエコトープ概要

 愛知県半田市に位置している里山を再現した森と畑などから成るビオトープ。エリア内には、ミソハギやヤマアワ、タヌキ、希少な昆虫や陸産貝類など多種多様な生物が生息している。エコトープ内には絶滅危惧種の淡水魚専用池を設置し、保全を行っている。

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空からみたアイシンエコトープ

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エコトープ全景

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