地球温暖化による気候変動が深刻化する中、
カーボンニュートラル社会の実現は
地球規模の課題であり、
中でも自動車産業には
大きな期待が寄せられています。
アイシンは、自動車部品の
グローバルサプライヤーとして、
「未来地球に美しさを運び続ける」を使命に、
2050年のカーボンニュートラルを目標に
取り組んでいます。
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カーボンニュートラルとは?
カーボンニュートラルとは、CO2などの温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを意味します。
人間が暮らしている限り、温室効果ガスの排出を完全にゼロにすることは現実的ではありません。そのため、温室効果ガスの「排出量」を減らしつつ、排出せざるを得なかった分を「吸収・除去」することで、「全体としてゼロ」にすることをめざします。
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アイシンのカーボンニュートラルへの道筋
アイシングループでは「動力源・熱源・無駄レス」「クリーンエネルギー」「廃棄物ゼロを目指した資源循環」の3つの軸で、2035年の生産におけるカーボンニュートラル達成、2040年のゼロエミッション工場達成、そして2050年のカーボンニュートラル達成に向けて取り組んでいます。
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2035年
生産カーボンニュートラル達成
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エネルギー消費の最小化
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クリーンエネルギーの
活用
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2040年
ゼロエミッション工場達成
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不要物の削減(リデュース)・リユース・リサイクル
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エコデザイン商品(軽量、リサイクル)
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2050年
カーボンニュートラル達成
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CO2排出量を実質ゼロに
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自社のCO2排出だけでなく、原材料・製品の生産・使用・廃棄に関わるサプライチェーン全体で一体となった取り組みを通じて、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。
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ペロブスカイト型
太陽電池
塗って発電!?軽くて曲がる太陽電池

インクのような材料を塗ってつくることができる、薄くて軽い次世代太陽電池を開発中。建物の壁面や窓ガラスなどに貼り付けて設置できます。さまざまな場所でクリーンエネルギーを生み出し、未来のカーボンニュートラル社会に貢献します。

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バイオ成型炭
「パームヤシ殻」が原材料の、カーボンニュートラル燃料

パーム油の製造過程で発生したヤシ殻を原料とした、自然由来の燃料。アブラヤシの木が育つ過程で吸収するCO2が生産工程で出るCO2を相殺するため、排出量を実質ゼロにできます。

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CO2固定化技術
(炭酸カルシウム製造)
CO2が、コンクリートに「リ・ボーン」!?
溶解炉から出る排ガスに含まれるCO2を、さまざまな産業廃棄物・副産物中のカルシウムと反応させ、炭酸カルシウムとして「固定する」技術を開発中。CO2を閉じ込めた炭酸カルシウムは、コンクリートなどに混ぜて再利用します。

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資源循環システム
排ガスから取り出したCO2を、パワーに変える!
鉄やアルミを溶かす際に出る排ガスから、CO2を取り出す技術を開発しています。取り出したCO2は水素と反応させて合成メタンを生成(メタネーション)し、溶解炉の燃料として循環させます。

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水素発電(SOFC)
CO2排出ゼロ!水素で発電
発電時にCO2を排出しない、水素で発電するSOFC※の開発に取り組んでいます。アイシンが販売している家庭用燃料電池システム「エネファーム」で培った技術を活用し、カーボンニュートラルな社会の実現に貢献します。
※固体酸化物形燃料電池
環境省の「令和5年度地域共創・セクター横断型カーボンニュートラル技術開発・実証事業」に「地域水素利活用を推進する純水素SOFCシステムの技術開発・実証」が採択 | 株式会社アイシン 公式企業サイト
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水素製造(SOEC)
クリーンな水素を高効率で製造
再生可能エネルギー由来の電気からクリーンな水素を生成する、SOEC※の開発に取り組んでいます。将来は技術を地域社会に展開し、カーボンニュートラル社会実現への貢献をめざします。
※固体酸化物形電解セル
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革新的な生産ライン
超eco設備によるCO2の大幅削減
動力源・熱源の大胆な削減、生産ラインの1/2化、無人化など、超eco設備の開発・導入による工法革新によって、生産能力を維持したままCO2の排出量を大幅に削減します。
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水素バーナー
アルミ溶解・熱処理などに水素を活用
アルミの溶解や部品の熱処理に使うバーナーの燃料を、都市ガスから水素に置き換えてCO2排出量を低減します。燃料を水素に転換しても安定的に生産できるよう、技術開発を進めています。
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革新アルミ
ダイカスト工場
環境の
リーディングファクトリー
革新的な生産技術を取り入れ、生産性はもちろん環境・安全・品質にも優れた工場を実現。
CO2削減と働く人の職場環境改善を両立する、地球と人に優しいモデル工場として、ここで得た知識や経験を他の生産拠点にも広めています。

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再生可能エネルギー
自然界のエネルギーを積極活用
太陽光発電、風力発電、地熱利用など、地球温暖化の原因となる温室効果ガスを排出しない「再生可能エネルギー」を導入し、CO2の排出量を減らす取り組みをしています。
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リサイクル材
廃棄材が新たな製品に生まれ変わる!?
金属や樹脂のリサイクル技術で廃棄材を再資源化し、原材料をつくる時や捨てる時に発生するCO2排出量を削減します。
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電動化製品
電動車向け製品を幅広く提供
電気自動車(BEV)など、電動車向けの製品を幅広く提供しています。それらの製品を通じてクルマから排出されるCO2の削減に貢献しています。
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物流最適化
サービス
トラック輸送を効率化して、CO2の排出量を減らす

出発から到着まで一気通貫で配送業務をサポートするクラウドサービス「Bridges@ny(ブリッジーズエニー)」を提供しています。効率的な配送を実現するルート作成、配送計画の立案をサポートし、配送車から排出されるCO2削減に貢献します。

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エネルギー
関連製品
クリーンで高効率なエネルギー関連製品を提供

家庭に届くガスから水素を取り出し、酸素と化学反応させて発電する「エネファーム」をはじめとするエネルギー関連製品を開発・提供しています。生活に必要な電力を自宅で発電して消費することで、CO2排出量の削減に貢献します。
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バーチャル
パワープラント
環境に優しい
街づくりに貢献
天候などにより発電量が変わる再生エネルギーの調整力として、エネファーム・コレモ・GHPなど各家庭のエネルギー関連製品をバーチャルで接続。ひとつの発電所のように遠隔制御する「バーチャルパワープラント(VPP)」の取り組みを始めています。エネルギーの地産地消率を向上させ、地域のエネルギーマネジメントに貢献することが期待されています。
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バイオガスシステム
廃棄物からエネルギーをつくる
従業員食堂などで生じた食品廃棄物や家畜の排せつ物などを発酵させて、メタンガスを生成する技術を開発中。メタンガスは発電や工場の空調などに、メタン発酵後に残った廃棄物は肥料として再利用します。
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エコデザイン
廃棄物を出さない製品設計やものづくりを進めます
ものづくりのエコデザインで、廃棄物削減と生産資材の再資源化を推進。環境に優しい製品の提供に取り組んでいます。2040年までにゼロエミッション工場を実現し、資源が循環する社会をめざします。
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サプライヤー支援
サプライヤーと一丸でCO2削減に挑戦!

サプライヤーのカーボンニュートラル(CN)活動をサポートする取り組みを始めています。サプライヤー工場の訪問をはじめ、CO2削減の事例共有会、CNの基礎を学べる「CNオープンキャンパス」の設置など、社内外一丸となった活動に取り組んでいます。
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