オートマチックトランスミッションの生産体制を強化

2017.10.31

事業展開

 当社をはじめとするアイシングループ(アイシン精機、アイシン高丘株式会社、アイシン・エィ・ダブリュ株式会社、アイシン・エィ・ダブリュ工業株式会社、アイシン新和株式会社)は、下記のとおり、中国、日本を中心にグループのオートマチックトランスミッション(以下AT)の生産体制を強化いたします。今回の生産体制強化は、今後のグローバル市場におけるATの需要拡大に対応するためのもので、ATの生産台数は2020年に1250万台になることを見込んでいます。

■ AT組立て工場の増強

①岐阜県瑞浪市にAT生産新会社を設立
 
アイシン・エィ・ダブリュ株式会社(本社:愛知県安城市、社長:尾﨑和久)は、925日付で取得した岐阜県瑞浪市の工場用地に100%出資のAT生産会社「株式会社エィ・ダブリュ瑞浪」を設立します。

 <新会社の概要>
1.社  名 : 株式会社エィ・ダブリュ瑞浪
2.所 在 地 : 岐阜県瑞浪市小田町1905
3.設  立 : 201711月予定
4.資 本 金 : 49,000万円
5.出資比率 : アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 100%     
6.代  表 : 取締役社長 青木 英之(株式会社シーヴイテック北海道 取締役社長)
7.土地面積 : 224,838
8.建物面積 : 工場棟 28,800㎡、 事務棟6,000
9.生産品目 : オートマチックトランスミッション(AT)および部品
10.生産能力 : 40万台(定時生産能力36万台)
11.生産開始 : 201812月予定
12.従業員数 : 約750名(生産開始時点)

②天津エィ・ダブリュ自動変速機有限会社の生産能力増強
 
中国天津市にある天津エィ・ダブリュ自動変速機有限会社にFF6ATの組立てラインを増設します。生産は20194月から開始する予定です。

■ AT構成部品工場の能力増強

③アイシン精機西尾ダイカスト工場南棟を拡張
 
AT用トランスミッションケースの生産能力増強のために20178月に増設したアイシン精機の西尾ダイカスト工場南棟をさらに拡張し、201810月から生産を開始する予定です。

④鋳鉄部品工場の拡張
 
デフケースの加工を行うアイシン高丘株式会社(本社:愛知県豊田市、社長:天草治彦)本社工場およびアイシン新和株式会社(本社:富山県下新川郡入善町社長:二井郁夫)本社工場の拡張を行い、生産ラインを増設します。アイシン高丘は20185月、アイシン新和は20186月に生産開始を予定しています。

⑤福井県若狭町の工場用地取得およびAT部品生産会社設立
 アイシン・エィ・ダブリュ工業株式会社(本社:福井県越前市、社長:太田浩一)は、トルクコンバータおよびトランスミッション部品の生産に向け、1028日付で日本電気硝子株式会社が所有する福井県三方上中郡若狭町の若狭テクノバレーにある工業用地および建物取得についての不動産売買基本合意書を締結し、11月にAT部品生産会社「株式会社エィ・ダブリュ工業・若狭」を設立します。

<新会社の概要>
1.社  名 : 株式会社エィ・ダブリュ工業・若狭
2.所 在 地 : 福井県三方上中郡若狭町若狭テクノバレー1号堤1番地
3.設  立 : 201711月予定
4.資 本 金 : 49,000万円
5.出資比率 : アイシン・エィ・ダブリュ工業株式会社 100
6.代  表 : 取締役社長 深見 雅之 (アイシン・エィ・ダブリュ工業株式会社 取締役)
7.土地面積 : 180,304
8.建物面積 : 工場棟 44,582㎡、 事務棟2,560
9.生産品目 : トルクコンバータ 他
10.生産開始 : 20185月予定
11.従業員数 : 約 50名(生産開始時点)

 アイシンはこれからも、グループ一体となって変動する社会のニーズに柔軟に対応し、さらなる競争力の強化をめざしていきます。