熊本県熊本地方を震源とする地震の被害に関するお知らせ(第2報)

2016.04.22

事業展開

 

 当社ならびに熊本地方の関連子会社アイシン九州株式会社(以下、AIK)とアイシン九州キャスティング株式会社(以下、AIKC)の現時点の状況につきまして、下記の通りお知らせいたします。

 

1.被害状況

(1)従業員について
 現地では余震が続いていますので、日々、従業員の安否確認を実施しています。
 4月22日11時時点で、2社の従業員全員の無事を確認しており、大きなケガ人の報告は受けていません。

(2)建屋・設備について

 地震発生後、建物の倒壊は起きておりません。内部については、窓ガラスの割れ、壁の崩落、生産設備のズレや棚からの落下物等がありました。
 4月17日から、安全が確認できたエリアから生産区に入って被害状況の確認を始めましたが、度重なる余震の影響により建屋内に立ち入っての被害状況の調査が難航しています。

 アイシン九州株式会社
 ・ 建屋の内の生産用付帯設備(配線、配管など)に被害がでています
 ・ AIK敷地内の変電設備に被害があり、AIKの建屋内に電気の供給が停止中
 ・ 4月19日からクレーンを用い大型設備や生産型の搬出をしています
 アイシン九州キャスティング株式会社
 ・ 建屋、設備などに大きな被害はでていません
 ・ 破損していた変電設備が4月20日に復旧し、電源が回復しました

(3)生産の状況
 4月14日の地震発生直後から、安全第一で従業員が避難しているため、AIKとAIKCの2社の生産活動は停止しております。現時点で生産再開の目処は未定となっております。



2.生産復旧について

(1)生産復旧
 震災発生後、被災地への人道支援を目的とした水・食料などの物資の搬送に加え、当社から339名の応援者が、現地での復旧作業にあたっております。
 
 アイシン九州株式会社
 ・現地での生産復旧には時間がかかると判断し、代替生産を中心に進めています。
 アイシン九州キャスティング株式会社
 ・電源が回復したため、生産再開に向け準備を進めております。

(2)代替生産
 お客様への早期な供給再開に向け、主に九州地区の協力会社や愛知県内のアイシン精機の工場での代替生産を開始しました。また、製品によってはすでに海外からの輸入により、対応を開始しました。



なお、本件が当社連結業績に与える影響は現在調査中であります。