アイシンでは、適時適切な情報開示や開示情報の充実等により、経営方針や中長期事業戦略に対する理解を得ることに努めています。
また、株主・投資家の皆さまとの対話を通じて得たご意見やご要望を経営へ反映することによって、企業価値の向上に取り組んでいます。

2024年度

対話の実績

主な対話の機会 件数 延べ
人数
主な
対応者
内容
決算説明会 4 1,843 CAO、IR担当役員 四半期決算ごとにアナリスト・機関投資家向けに開催し、決算内容を説明
事業説明会 1 社長、CAO、CTSO、IR担当役員 2024年8月に豊頃試験場でアナリスト向けに「電動化・知能化 技術試乗体験会」を開催
個別面談 334 CAO、IR担当役員、総合企画部 アナリスト・機関投資家(議決権行使担当者含む)向けに対面・オンライン形式で随時実施
株式売出し
ロードショー
44 CAO、IR担当役員 2024年6月に実施した株式売出しに伴い、国内外機関投資家とのIR対話を実施(オンライン形式で開催した面談を含む)
海外ロードショー 14 IR担当役員 海外の機関投資家を直接訪問し、面談を実施
個人投資家向け
説明会
7 3,711 IR担当役員 個人投資家向けに証券会社支店説明会やオンライン会社説明会を開催

対話の主なテーマや
株主・投資家の関心事項

今後の自動車市場の動向や各地域での当社製品に係る需要見通しに加えて、事業ポートフォリオ変革の進捗、ESGの取り組み状況など幅広いテーマで対話を行っています。

主なテーマや
株主・投資家の関心事項

業績関連
  • 自動車市場の動向、需要見通し
  • 業績予想の前提や考え方(関税影響の見通し等)
  • 製品別売上収益の詳細開示
経営戦略・
事業戦略
  • 長期的な市場環境や技術動向
  • 中長期事業戦略および中期経営計画の進捗
    • 事業ポートフォリオ変革の進捗
    • 自動車市場の環境変化を踏まえたパワートレイン事業戦略
ESG・
サステナビリティ
  • 気候変動対策の取り組み
  • 人的資本、ダイバーシティ、人権に関する取り組み
  • コーポレート・ガバナンスについて
    (取締役会の構成、スキルマトリックス、役員報酬制度等)
財務戦略
  • キャピタルアロケーション方針(成長投資の実行状況等)
  • 株主還元方針(自己株式取得の考え方含む)
  • バランスシート改革の進捗(政策保有株式の縮減進捗等)

経営層へのフィードバックおよび株主・投資家との対話を踏まえて取り入れた事項

株主・投資家の皆さまからいただいたご意見やご要望は、取締役会や経営会議での報告に加えて、社内の関係部門にも幅広く共有し、経営やIR・SR活動の改善に反映しています。

対話を踏まえて取り入れた事項

業績関連
  • 外部環境の見通しが不透明な中で、2025年度業績予想にて関税影響を織り込んだ開示を実施(2025年6月に株式会社東京証券取引所が公表した「米国の関税措置による影響に関する開示例」に掲載)
  • 製品別売上収益の詳細開示に向けた社内取り組み推進
経営戦略・
事業戦略
  • 電動化・知能化に係る最新の研究開発状況を理解いただくため、「電動化・知能化 技術試乗体験会」を開催
  • 昨今の自動車市場の環境変化を踏まえた事業のリスクと機会に対する開示要望に対して、中長期事業戦略の進捗および顕在化した事業機会(AT・HEV)の開示を強化
ESG・
サステナビリティ
  • サステナビリティ経営のさらなる高度化に向けて、以下の取り組みを実施
    • マテリアリティの全般的な見直し
    • スキルマトリックスの項目見直しと独立社外取締役構成の変更
    • 取締役の報酬総額に占める株式報酬比率の引き上げ
  • 気候変動に対する財務影響(大・中・小)の金額規模の開示
財務戦略
  • さらなる成長投資・追加株主還元に係る方向性を開示
  • 資本コスト低減に向けた資本政策の一環として自己株式取得を実施