技能五輪国際大会のメカトロニクス職種で金メダルを獲得

2022.10.11

技術情報

 「第46回 技能五輪国際大会(特別開催) WorldSkills Competition 2022 Special Edition」のメカトロニクス職種に、当社より日本代表として出場した瀨木・袖山ペアが金メダルを獲得しました。当社として、技能五輪国際大会への出場は初めてで、今回初出場で金メダル獲得という快挙を成し遂げました。さらに、今大会における日本選手団の金メダル第1号となりました。

 技能五輪国際大会は、幅広い職種の青年技能者(原則22歳以下(一部の職種は25歳以下))を対象とした唯一の世界レベルの技能競技大会です。2年に一度、世界各地で開催され、今回は50を上回る国と地域から約1,000名の選手が61職種に出場しました。

 その中で、今回金メダルを獲得したメカトロニクス職種は、104日107日の間 ドイツのシュトゥットガルトで競技が行われ、世界25ヵ国50名の選手が出場しました。メカトロニクス職種とは、大会当日に初めて指示される仕様に沿って、自動生産設備の組立、調整、プログラミング、保守までを行い、仕様通りかつ信頼性の高い設備を、2人で協力して作り上げる競技です。

 瀨木・袖山ペアは、第58回技能五輪全国大会(20201113日~1116)のメカトロニクス職種において金賞を受賞し、日本代表に選ばれました。世界的に新型コロナの感染拡大が進む状況において、20225月に開催予定だった技能五輪国際大会(中国、上海大会)が急遽中止となり、また当大会に向けた準備(各種訓練・競技会など)も立て続けに中止となりました。その中でも日々知識と技能を磨き続け、今回の結果につながりました。

 アイシンは今後も技能五輪を通じて、人材育成や技能の伝承を続け、ものづくりの発展に向けて取り組んでまいります。

【受賞者一覧】
・成 績:金メダル           
・種 目:メカトロニクス  
・選手名:瀨木 竜(セギ リュウ)、袖山 玲(ソデヤマ レイ)

★リリース写真①-2.png授賞式の様子

★リリース写真②-2.png

プログラムを担当する瀨木選手

★リリース写真➂.jpg

機械組み立てを担当する袖山選手