チョイソコ、愛知県豊田市で10月から運行開始予定~豊田市、ATグループと連携協定を締結~

2021.06.14

事業展開

・既存の公共バス「にこにこバス」をチョイソコの技術で定時定路線運行から「デマンド運行」へ

・地域に根付いた企業であるATグループの販売店ネットワークを活用し、高齢者の外出機会を促進する「コトづくり」で町の活性化

 当社は、愛知県豊田市および株式会社ATグループ(本社:愛知県名古屋市 取締役社長:山口 真史 以下ATグループ)と連携協定を締結し、2021年10月から同市内の上郷地区で乗り合い送迎サービス「チョイソコ」の運行を開始する予定です。3者で持続可能な交通まちづくりの実現に貢献することを目的として協定を締結します。

 乗り合い送迎サービス「チョイソコ」は、高齢者を中心とした人々の健康維持・増進をめざした移動支援として20187月から実証実験を開始し、20194月から本格的に運行を開始しています。高齢化が進む中で、"買い物難民"や自力での通院が困難である"医療難民"の増加が社会問題となっており、このような問題の解決に向け、地域の皆様と医療機関や公共施設、フィットネス・スーパーマーケット等の施設を結ぶ移動支援を行うことで、高齢者を中心とした人々の外出機会を創出すべく、「チョイソコ」の特長を活かした持続可能なサービスの拡充を進めています。自治体やパートナーの理解、協力を得ながら20214月には全国20か所へ展開し、今後さらなるエリア拡大をめざしています。

 今回運行を開始する豊田市の上郷地区では、自治体が運営する公共交通機関として、すでに「にこにこバス」を導入していますが、利用者へより良い移動環境を提供するため、地域バスの改編を進めています。「チョイソコ」の導入により、現在の定時定路線運行から、利用者が利用したい停留所や時間を予約することでエリア内を乗り合いで運行する「デマンド運行」に変更することとなり、これまでより快適な地域住民の移動サポートを実現できます。
 また、ATグループは販売店ネットワークを活用した利用促進や高齢者の外出促進などのコトづくりを担い、普段体験することのできないお出かけ企画の提供なども可能になります。

アイシンはこれからも、誰もが安心・安全に"移動"でき、健全な生活を送ることができる社会の実現に向け、新しい発想で提案を行っていきます。