チョイソコ、ダイハツと連携し展開エリア拡大~長崎県五島市で4月よりダイハツ長崎とトライアル運行を開始~

2021.03.31

事業展開

 当社は、ダイハツ工業株式会社(本社:大阪府池田市 取締役社長:奥平 総一郎 以下ダイハツ)と連携し、ダイハツ長崎販売株式会社(本社:長崎県長崎市 代表者:豊田 章夫 以下ダイハツ長崎)を運営主体としたオンデマンド乗合送迎サービスの運行を長崎県五島市で開始します。ダイハツおよびダイハツ販売会社と連携した取り組みは今回初めてとなります。

 ダイハツは、地方部における高齢化や公共交通機関の減少を背景に、地域やお客様との接点拡大を主眼とした「コトづくり」の一環として、「いくつになっても自由に移動できる自立した生活」を実現するため、2017年から「地域密着プロジェクト 健康安全運転講座」を開始し、全国80か所で実施しています。また、社会問題ともなっている運転免許返納後の高齢者の方々に対し、日常生活における移動手段を提供する取り組みができないか検討を続けてきていました。

 一方でアイシンは、高齢者を中心とした人々の健康維持・増進をめざした移動支援として2018年7月から乗り合い送迎サービス「チョイソコ」の実証実験を開始し、自治体やパートナーの理解・協力を得ながら2021年3月には全国14か所へ展開し、さらなるエリア拡大をめざしています。「チョイソコ」は高齢化が進む中で、"買い物難民"や自力での通院が困難である"医療難民"の増加が社会問題となっており、このような問題の解決に向け、地域の皆様と医療機関や公共施設、フィットネス・スーパーマーケット等の施設を結ぶ移動支援を行うことで、高齢者を中心とした人々の外出機会を創出することができると考えています。

 今回、両社のめざす姿と課題認識が一致し、オンデマンド乗合送迎サービスの運行開始に至りました。まずは4月1日から9月30日まで、高齢者比率の高い長崎県五島市岐宿地区において、地域に根付いた販売会社であるダイハツ長崎とともにトライアル運行を行い、これにより得られた課題や改善点などを反映した上で正式稼働に繋げていきます。また、全国各地のダイハツ販売会社へのさらなる展開に繋がるよう、検証と改善を進めていきます。