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「事業者向けドライブレコーダー連携ドライバーモニターシステム」2019年3月に販売開始
2019.01.10
技術情報
当社と株式会社中日諏訪オプト電子の社内カンパニーであるファインフィットデザインカンパニーはこの度、「事業者向けドライブレコーダー連携ドライバーモニターシステム」を2019年3月より販売します。
本製品は、閉眼状態や視線、顔の向きを検出するアイシン精機のドライバーモニターシステムと、昼夜を問わず高精細な映像が撮影できる中日諏訪オプト電子のドライブレコーダーを連携させた、事業者向けのシステムです。ドライバーモニターシステムが運転者の脇見、居眠りを検知すると、警報により運転者に注意喚起を行います。また、画像や警報情報をドライブレコーダー内に記録し、運転者の傾向分析や教育といった事業者向け用途にも使用できます。
アイシン精機は、2006年に世界で初めて顔の向きを検知するドライバーモニターシステムを開発し、脇見や居眠り運転などに起因する交通事故をなくすべく、継続的に機能の追加や精度向上を行ってきました。今回の製品では、人工知能の搭載により、顔の向きや視線、閉眼といった検知精度とマスクやサングラスなどにより顔の一部が隠れた状態での認識性能を飛躍的に高めました。
中日諏訪オプト電子は、デジタルカメラ、プロジェクターで培った撮像・投影光学技術に基づき、車載分野に向けても、ADAS(先進運転システム)の肝となる車載用DLPプロジェクター、センサーなど開発を提供しています。また、社内カンパニーであるファインフィットデザインでは、ドライブレコーダーやデジタルタコグラフをはじめとした車載器製品を提供しております。通信機能を内蔵した車載器などカスタムによる製品も多数展開しております。
我々はこれからも、すべての人々が快適に生活できる安心・安全なクルマ社会の実現を目指して、さらなる技術開発を続け、それぞれの期待に応える製品やサービスを提供していきます。
■製品仕様
型式 | TX129-001TH |
電源 | バッテリー12Vまたは24V、マイナスアース方式 |
消費電力 | 10W以下 |
待機時電流 | 100uA以下 |
外形寸法 | カメラ本体部(W×H×D) 105mm×39mm×53mm |
質量 | カメラ本体部 150g以下 |
撮影距離 | 300mm~1000mm |
解像力 | 1280×960ピクセル |
保存温度範囲 | -40~85℃ |
動作温度範囲 | -20~70℃ |
■システムイメージ