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家庭用燃料電池「エネファームtype S」2018年度モデルを発売
2018.03.01
技術情報
当社は、家庭用燃料電池エネファームtype S※1の2018年度モデルを発売します。マイナーチェンジとなる本モデルは2018年4月からガス事業者向けに販売します。
「エネファームtype S」は、当社、大阪ガス株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:本荘武宏)、京セラ株式会社(本社:京都府京都市、社長:谷本秀夫)の3社とトヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、社長:豊田章男)が開発した技術をベースに商品化したものです。「エネファームtype S」は、電気を発生させるセルスタックを京セラ株式会社が、セルスタックを組み込んだ燃料電池ユニットを当社が、セット用給湯器・リモコンを株式会社ノーリツ(本社:兵庫県神戸市、社長:國井総一郎)、パーパス株式会社(本社:静岡県富士市、社長:髙木裕三)、リンナイ株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:内藤弘康)がそれぞれ製造します。
「エネファーム type S」の2018年度モデルは、高効率発電やコンパクト性などの基本的な性能は維持しながら、対応するセット用給湯器の拡大と集合住宅設置時の意匠性向上を実現しました。
①対応するセット用給湯器の拡大
2018年度モデルは、セット用給湯器・リモコンの対応メーカーが3社※2となります。(現行品は1社)お客様のニーズに合わせて提案が可能となります。また、施工時には接続している給湯器のメーカーを自動で認識する機能を搭載しており、従来通りの施工性を確保しました。
②集合住宅設置時の意匠性向上
脚部形状の変更および別売部品の見直しにより、マンションなどの集合住宅への設置時の意匠性が向上しました。現行品では、基礎と架台部※3、発電ユニットとの間に段差がありましたが、2018年度モデルは、段差をなくし設置状態がスマートになりました。
アイシン精機は、今後も「エネファームtype S」のさらなる技術開発に努めるとともに、一層の普及促進に取り組み、お客さまの快適な暮らしの実現と環境負荷の低減、エネルギーセキュリティの向上等に貢献してまいります。
※1 「エネファームtype S」はクリーンな天然ガスから取り出した水素を空気中の酸素と化学反応させて発電し、発電した電気
を家庭内で利用するとともに、その際に出る熱もお湯として有効に利用できる環境に優しいエネルギーシステムです。
※2 対応するセット用給湯器・リモコンの取り扱いは、ガス事業者、販売店により異なります。
※3 架台部は別売部品の「集合住宅設置用架台」「架台用化粧パネル」を用いた場合です。