熊本県阿蘇地域で希少種生息環境保全活動を実施

2018.10.17

トピックス

  当社をはじめとするアイシングループは、生物多様性への貢献を目的に、熊本県阿蘇地域で10月5日、絶滅危惧種オグラセンノウを保護するための除草活動を実施しました。

 この活動は、2015年度より九州地区に拠点を持つグループ会社が中心となって行っています。ナデシコの仲間のオグラセンノウは、世界でも4箇所(内、3箇所が日本)しか群生していない希少種です。オグラセンノウが自生する阿蘇山は熊本県の水源でもあり、かつては放牧により牛が草を食べることでオグラセンノウが生息しやすい環境でした。ところが近年では、放牧が減り野焼きを行なうことで土地の栄養価が高くなり、葦などの他の植物が入り込み、自生しにくい環境になっているため、除草による環境整備を行っています。

 今回、"阿蘇地域を世界で一番オグラセンノウが群生している地域にする"を合言葉に活動をしている熊本県希少野生動植物検討委員会と熊本県自然保護課からは、今後も継続した活動への協力をお願いされました。

【活動の概要】
実施日:2018年10月5日(金)
場所:熊本県阿蘇地域
内容:絶滅危惧種(オグラセンノウ)保護のための除草活動(約800㎡、軽トラ10杯分)
参加人数:計18名(アイシングループ、関係会社の環境部門より11社・18名)



絶滅危惧種「オグラセンノウ」

除草作業風景

搬出作業風景