アイシン精機 世界的なデザインの祭典「ミラノデザインウィーク2017」に出展

2017.03.01

技術情報

当社は、2017年4月4日から9日まで、イタリア・ミラノで開催される世界最大規模のデザインの祭典「ミラノデザインウィーク2017」に出展します。当社は2014年から「ミラノデザインウィーク」に出展しており、今回が4回目の出展となります。

 アイシンは、自動車の部品(エンジン部品、トランスミッション、サンルーフ、ドア部品、カーナビなど)から住生活商品(ミシンやベッドなど)にいたるまで、幅広い分野において魅力的なデザインを提供し続けています。今回、これからのモビリティ社会において注目度の高い「自動運転」「コネクテッド」「ゼロエミッション」の3つの技術領域への取組みを表現します。

■出展テーマ  The next frontier in mobility
モビリティの新しい時代を拓き、人とクルマの新たな関係をリードしていくことを目指し、「The next frontier in mobility」をテーマとしました。

■出展内容
【デザイナー 吉泉聡氏が表現する「自動運転」領域への取組み】
自動運転を実現するためには、"認知""判断""操作"を的確に行うセンサーやコンピューター、車両を正確に操作するための「車両運動統合制御」が重要な技術であり、当社の重要な取組みのひとつです。
デザイナーの吉泉聡氏は、「美しいクルマの動き」を「気配」として感じさせることで、この「車両運動統合制御」を表現します。

【デザインエンジニア 吉本英樹氏が表現する「コネクテッド」領域への取組み】
人とクルマ、クルマとインフラ、クルマとクラウドがつながる「コネクテッド」化が進む社会において、当社はこれまで培ったナビゲーションなどの位置情報技術やドライバーモニターなどの乗員センシング、車体部品の制御技術を組み合わせた「おもてなし」サービスを提供したいと考えています。それは、クルマが人の気持ちを先読みし、気持ちに寄り添い、快適な移動空間を実現するものです。
 この取組みを、デザインエンジニアの吉本英樹氏が、「繭」のような形状をクルマに見立て、人とクルマの新たな関係性を表します。

 また、その他にもゼロエミッションへの取組みや当社が培ってきた技術や製品について、映像クリエイター阿部伸吾氏と遠藤豊氏による先鋭的な映像によって表現いたします。


■出展概要
出展テーマ:The next frontier in mobility
開催期間:2017年4月4日 4月9日 会場:トリエンナーレ美術館 クーボ ビー(CUBO B, La Triennale di Milano)
住所:Viale Alemagna,6 Milano(イタリア・ミラノ センピオーネ公園内)
会場スペース:450㎡

参加クリエイター:吉泉聡、吉本英樹、阿部伸吾
会場デザイン : 森ひかる
総合プロデューサー:桐山登士樹
テクニカルディレクター:遠藤豊

■クリエイタープロフィール
吉泉聡(デザイナー)/TAKT PROJECT Inc. 代表
東北大学工学部機械知能工学科卒業。デザインオフィスnendo、ヤマハ株式会社デザイン研究所を経て、2013年TAKT PROJECT Inc.を共同設立。DESIGN THINK+DO TANKを掲げ、デザインを通して「別の可能性を作る」さまざまなプロジェクトを展開している。実験的な自主研究プロジェクトを行い、その成果をミラノサローネ、メゾン・エ・オブジェ・パリ、香港M+など国内外の美術館やデザインインベントで発表・招聘展示。その研究成果をベースに、様々なクライアントとコラボレーション、プロジェクトに応じてデザインの役割を最大化する独自のアプローチを特徴とする。2017年iFデザインアワード プロフェッショナルコンセプト(独)、2016年レッド・ドット・デザインアワード・デザインコンセプト(独)。

吉本英樹(デザインエンジニア)/Tangent Design and Invention Ltd 代表
東京大学にて航空宇宙工学修士(2010)/学士(2008)、英国ロイヤルカレッジオブアートにてイノベーションデザイン工学博士(2015)と世界最高峰の大学院にて工学とデザインを学び、両分野で多数の受賞歴を持つ。その学際的な知識により、英国ロンドンにて、ディレクターとしてTangent Design and Invention Ltdを率いる。レクサスデザインアワード(2013)、レッドドット・デザインコンセプト・ベストオブザベスト賞(2012)、日本人工知能学会・全国大会優秀賞(2010)、日本情報処理推進機構・スーパークリエータ認定(2010)。

森ひかる (デザイナー)
1991年東京芸術大学大学院修了後、渡伊。ミラノにおいてデザイン、建築、ランドスケープを主体に統合的、流動的な立場でプロジェクトを行う。1999年よりZITO+MORIとしてMAURIZIO ZITOと建築ユニットを組む。主な作品に、照明システム「ADAM」(LUCITALIA)、バスルームシステム「STONE LIKES WATER」(PIBAMARMI)、照明「Carmencita」(NEMO-CASSINA)。建築作品に「FEUDI DI SAN GREGORIO社」(ワイナリー)、「BISCEGLIA社」(ワイナリー)、「Vigna la Corte」(複合商業宿泊施設)、Controne市河川敷公園計画。2010年イタリア建築学会カンパニア州新建築賞金賞。2011年「イスキア国際建築賞」銀賞。2012年Wallpaper Design Award Best Lamp賞。2016年イタリア建築学会カンパニア州野外建築賞。

□ミラノデザインウィークとは
ミラノサローネとも呼ばれ、イタリア・ミラノで行なわれる世界最大規模のデザインの祭典「インターナショナル・サローネ・デル・モービレ(ミラノ国際家具見本市)」の略称で、毎年4月に行われ、今年で56回を迎えます。昨年は約2,000企業・団体が出展し、国内外から約30万2千人の来場者が訪れ、最先端のデザイン、インテリアが集まる国際的なイベントとして、世界の注目を集めています。

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