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省エネで小型軽量なガスヒートポンプエアコン「GHPエグゼアⅡ」を発売
2015.07.09
技術情報
当社は、省エネ性を向上し、小型軽量化を実現したGHP(ガスヒートポンプエアコン)F1シリーズ「GHPエグゼアⅡ」(以下「本製品」)を2015年10月より発売します。
2014年4月に改正された省エネ法では、一定以上のエネルギー※1を使用する事業者は従来の「省エネ」に加え、電気需要の平準化対策として、夏期と冬期の昼間の「節電」が求められています。今後、改正内容への対応として、節電に大きく貢献するガス冷暖房システムであるGHPが、さらに省エネ性を向上することも期待されています。
本製品は、室外機の熱交換器の配列を改良することで熱交換性能を向上させるとともに、ファン周辺部を送風効率が向上する最適な形状にしました。これらの結果、通年エネルギー効率(APFp)1.8以上※2の高効率を実現し、従来機(2011年発売のエグゼアE2シリーズ)と比べて一次エネルギー消費量を約26%※3削減します。
また本製品は、従来のラインアップ(45~71kW、16~25馬力相当)に室外機の設置面積が同等である85kWタイプ(30馬力相当)を加えました。空調容量が大きい大型施設において、より少ない台数で対応が可能となり、設置面積の省スペース化を実現します。豊富なラインアップにより、中大規模店舗や学校、事務所など幅広いお客様のGHP導入を支援していきます。
本製品は、10月から各地のガス事業者などを通して全国に発売していく予定です。
【室外機外観】
【一次エネルギー消費量比較】
※1 1年間のエネルギー使用量が原油に換算して1,500kl以上
※2 JRA4067:2015のエネルギー量算出基準による。
※3 以下の条件で算出した場合(設置条件、運転条件により効果は異なります)
冷房容量280kW相当の事務所物件を想定した当社試算結果
ビル用マルチ56kW(20馬力相当)×5台とビル用マルチ71kW(25馬力相当)×4台の一次エネルギー消費量の平均値
一次エネルギー消費量比較での電気は1kWを9760kJとして一次エネルギーに算出
【F1シリーズ発売時期、ラインアップ】