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アイシングループ、「第22回ITS世界会議 ボルドー2015」に出展
2015.09.28
技術情報
当社をはじめとするアイシングループの5社※1は、10月5日(月)から9日(金)まで、フランス・ボルドー(Congres et Expositions de Bordeaux)で開催される「第22回ITS世界会議 ボルドー2015」にて7つの論文発表と製品や技術を出展します。
今回は「安心で楽しいサスティナブル・コミュニティ実現に向けて『人にやさしいモビリティ』」をテーマに出展。
展示会場近郊で行われるショーケース(屋外デモンストレーション)では、ヨーロッパの道路事情を再現したコースの中で、ドライバーモニターシステムやナビゲーションシステム、パーキングアシストシステムなどを活用した、アイシングループが自動運転へ貢献するために開発している技術を実車によるデモンストレーションで紹介します。
展示ブースでは、アイシングループが考える「人にやさしいモビリティ」をテーマに「さり気なく、隔てなく、途切れない」「誰でも安心できる」「ワクワクできる」の3つのソリューションを疑似体験できるドライビングシミュレーターを出展。「次世代HMI※2」「自動駐車」「AR※3案内」「車両統合制御」などを疑似体験できます。
その他、超音波センサーとカメラを使い、切返しを伴う駐車や縦列出庫なども支援する駐車アシストシステムや、通過した車両の走行データから自動で新しい道路情報を作成するシステムを映像とパネルで紹介します。
※1 アイシン精機株式会社、アイシン・エィ・ダブリュ株式会社、株式会社アドヴィックス、アイシン・コムクルーズ株式会社、イムラ・ヨーロッパ(仏)
※2 Human Machine Interfaceの略。例えばカーナビゲーションシステムなどの人と機器をつなぐもの、機器の表示やユーザーの操作を受け付けるもの。
※3 Augmented Realityの略。情報機器の画面に映し出した現実の風景に文字やイラストなどを重ねて表示し情報を追加する技術。
◆ショーケースのデモンストレーションカー概要
◆ショーケースでのデモンストレーション内容
①ドライバーモニターシステムと連携し自動で路肩に退避
ドライバーの運転不能状態を検知し、路肩に退避させる
②交差点での歩行者の保護
ラウンドアバウトの出口近傍にいる歩行者を検出して運転者に知らせる
③ナビゲーションシステムの地図を自動で更新
前方車の緊急情報通報から事故の発生を検知し、渋滞・通行止めを予測してルート変更を促す
④リモコン駐車
人の乗り降りしにくい狭い場所にスマートフォンを使って無人で自動駐車を行う
◆論文発表
■アイシン精機
・Pedestrian detection system while turning at intersection by surround monitor camera
・Driver's drowsiness and non-constraint pulsation estimation
・Safety effect of eye closure alarm on drowsy drivers in real driving environment
■アイシン・エィ・ダブリュ
・Drive assist information notification system
■アドヴィックス
・Study on the effectiveness of individual adaptation to automatic braking
■イムラ・ヨーロッパ
・Driver speech enhancement under heavy car noise and interfaces
・Needs, issues and fine estimation of vergence for self-rectification of stereo-rigs