2025年 社長年頭挨拶(要旨)

2025.01.06

事業展開

 2024年は、事業の”中身”を変え、”質”を上げる「フルモデルチェンジ」の3年の2年目と位置づけ、「グループ経営の強化」や「事業ポートフォリオの見直し」など着実に進めてきました。
 2025年は、「フルモデルチェンジ」の最終年として、「構造改革のやり切り」や持続可能な成長に向けた「2035年長期方針・シナリオの策定」に取り組んでいきます。そして、市場ニーズや顧客動向を見極め、各地域の顧客との関係強化を通じて地域主体経営にシフトしていきます。

< “クルマ全体での電動化・知能化” “フルラインアップの電動ユニット”に手応え>
【電動化】
・幅広い製品・技術持っていることでクルマ全体で考える電費の向上や電動車の走りに寄与する。
・電動ユニットは、HEVPHEV、最重点製品であるeAxleなどフルラインアップで構える。
・HEV、PHEVへの関心が再び高まり、アイシンにとっては好機。電動ユニットグローバル450万台生産体制構築が着実に進展。
【知能化】
・電動ユニット、ブレーキ、シャシー、空力デバイス、位置情報等を活用した車両統合制御により、電費・走り・安全性の向上に寄与する。
・車室内外の統合センシングにより「快適で安心な移動空間」を実現。

<カーボンニュートラル実現に向けた技術開発が実用化に向け具体的進展>
2035年目標の生産カーボンニュートラルに向けて計画通り進捗。
・「ペロブスカイト太陽電池」は、2025年より自社工場での実証拡大や外部との実証を計画。

<全員が“元気に挑戦”し“育つ”会社へ>
・組織や機能、意識の「壁」を打ち破り、全員が挑戦する組織・風土の醸成を推進。
2025年からプロジェクト型組織を設置。「いつまでに・誰が・何をするか」ミッションを明確化し任せる。
・能力・役割に報い、チャレンジを促進する評価・処遇へ、人事制度を改定。

<資産圧縮を進め、成長投資へ>
・成長領域の事業ポートフォリオ拡大・成長に向けて、戦略的・機動的に資金投入。
・グループのリソーセスを効率化し効果的に活用していくための拠点・機能統廃合を進める。

 経営理念である「移動に感動を、未来に笑顔を。」の実現に向け、今年もアイシングループ一丸となって元気に取り組みを進めていきます。

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