アイシン、ESG説明会を初開催-カーボンニュートラル社会の実現に向けた道筋と投資計画を発表-

2021.11.18

事業展開

 当社は、本日、ステークホルダーの皆様との対話を深め、ESG(環境・社会・企業統治)に対する当社の取り組みを理解していただくこと目的として、「ESG説明会」を初めて開催しました。

 アイシンは「移動に感動を、未来に笑顔を。」を経営理念に掲げ、社会課題解決に向けた取り組みを推進しています。特に喫緊の課題であるカーボンニュートラルについては、製造業であるアイシンにとって重要なテーマであり、クルマの走行時のCO2排出だけではなく、製品ライフサイクル全体の視点で取り組んでいます。

 本説明会では、お客様へ提供する「製品」、自社での「生産」両軸でのカーボンニュートラルへの道筋と投資計画を発表しました。

 

                                                                        1.製品軸の取り組み

・電動ユニット、熱マネジメントや回生協調ブレーキ、車体製品など、これまで培ってきた幅広い製品・技術による車両全体のエネルギーの効率化に取り組み、2025年に電動車両のトータル電費を10%以上向上

・パワートレインにおいては、部品メーカーとして唯一HEVPHEVBEVFCEV向けの電動ユニットを「フルラインアップ」で揃えており、様々な地域やニーズに適した製品を提供できることが強み。

・特に競争の激化するeAxleについては、2025年を目処に小型・高効率を強みとする製品を全車格向けに品揃えを拡充

2025年には電動ユニット450万基の生産体制を構築。

 

2.生産軸の取り組み

2030年生産CO2排出量50%削減に向け、「動力源・熱源・無駄レス化」、「発電・燃焼」、「CO2再利用」、「エネルギーマネジメント」4つのテーマで取り組みを加速。

・パワートレインユニット生産の主要工程のひとつである溶解炉においてCO2排出量を低減する新技術を導入し、排出量を2030年までに80%削減

・新型太陽光発電技術の自社開発により再生可能エネルギー使用率を高め、2030年にはグローバル全拠点における太陽光発電での再エネ率を7%以上に。 

 

3.投資計画

・製品軸では、2025年には電動ユニットおよび回生協調ブレーキの生産体制を日本のみならず米国・中国をはじめとするグローバルで構築。今後5年間で累計2,700億円の投資を計画。

・生産軸では、2030年生産CO2排出量50%削減を確実に達成するために、今後10年間で累計1,100億円の投資を計画。

 

アイシンは、「製品」・「生産」両軸でこれまで培ってきた自社の強みを生かしながら、さらに技術を磨いていくことで、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。

 

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