福井県中池見湿地にて生物多様性保全活動を実施

2021.09.17

トピックス

202109171.png
 
 北陸地区のアイシン・エィ・ダブリュ工業は、91日(水)、里地里山の生物多様性の保全を目的に、福井県敦賀市中池見湿地において「無農薬栽培で育てた稲の手作業による稲刈り・はさかけ作業」を実施しました。

 2014年から実施しており7回目となる今回は、新型コロナウイルス感染予防を徹底した上で、NPO法人「中池見ねっと」と協業で活動しました。
 これまでの活動成果として、この湿地では絶滅危惧種のミズアオイに加え、同じく絶滅危惧種であるヒメビシが生息している事が確認できました。これは里地里山の維持や田んぼの復元により、湿地の水が確保され、生物多様性がより豊かになってきたことの証と言えます。

 NPO法人からは、「コロナ禍で活動が困難な中、中池見の里地里山保全活動にご協力いただき本当にありがたく思っています。この田んぼでは、昨年以上に絶滅危惧種であるミズアオイが繁殖し、それがきれいに咲き、来園された皆さんを喜ばせています。中池見の生物多様性を守る活動として今後も協力してもらいたいです。」とコメントを頂きました。

【活動概要】
実施日時:202191日(水) 13:4515:45
場所:福井県敦賀市中池見湿地
内容:
・無農薬栽培の稲刈り、はさかけ作業(田んぼ面積:約180㎡)
・参加人数:合計9名 (NPO法人3名、アイシン・エィ・ダブリュ工業6名)
・感染対策:参加者を約半数に制限,全員の事前体温測定,消毒徹底,密となるプログラム中止

②.jpg                     稲を「わら」で結ぶ作業

③.jpg                   稲を自然乾燥させるための「はさかけ」作業