環境への取り組み GHP は地球環境保護に貢献します

2011年 3月の震災以降、深刻な電力不足を背景に、GHP の節電効果に注目が集まっています。
GHP は第二次オイルショックや猛暑をきっかけとした省エネルギー化・電力負荷平準化を目指した対策機器として 1987年 に誕生して以来、ずっと節電に貢献し続けています。
30年 以上もの間に進化を遂げた GHP。 最新の Gシリーズは、「省エネと節電の実現」という継続する社会的ニーズや、気候変動などへの対応を踏まえ、 EHP(電気式ビル用マルチエアコン)の 1/10 以下という低消費電力を維持しながら、さらなる省エネルギー化、機能性向上を目的として開発されたものです。 今までも、そしてこれからも節電のため、地球環境のため、アイシン GHP は貢献し続けます。

クリーンなガスを使った GHP で低炭素に貢献

電力需要低減と CO2 排出削減に貢献できます

GHP はクリーンなガスを動力源にしているため電気を動力源としている EHP に対して必要電力は 1/10 以下。マージナル電源の稼働が抑制され、大幅に CO2 が削減できます。
■マージナル電源
火力発電の発電量削減
日本ガス協会のホームページより
電気の購入量と火力発電の関係
現在、日本の主な電力会社は、主に火力、水力、原子力の各発電所で発電を行っています。そのうち、原子力は、定期点検期間以外はほぼフル稼働で発電しています。また水力の 1年間の発電量は、降水量によって決まります。よって、電気の使用量が変化することにより 1年間トータルでの発電量が変化する電源(※1)「火力発電」と考えることができます。
(※1)
このように、電気の使用量を減らすことによって、1年間の発電量が変化する電源を「マージナル電源」といいます。
■ガスと電気のエネルギー比較
電気の場合、発電ロスや送電ロスがあるため、作った電気の 37% しか届きません。一方、ガスは導管を使用しているのでロスがほとんどなく、約 100% のエネルギーが届くため、エネルギー効率が高いといえます。
ガスと電気のエネルギー比較
■CO2低減効果比較
CO2低減効果比較
100馬力相当の事務所物件を想定した、当社試算結果に基づきます。
Gシリーズビル用マルチ/まとマルチ 20馬力 × 5台 の場合です。
CO2排出係数は都市ガス13A の場合 2.29kg - CO2/Nm3、電気は 0.65kg - CO2/kWh で算出しています。

GHP は節電に貢献しています

GHP はエネルギーの使い分けで電力削減に貢献できます

■年間の光熱費 (イメージ)
契約電力の低減
GHP は電気ではなくガスで空調を行うため、電気ヒートポンプ (EHP) に比べて、消費電力量が大幅に少なくなり、電力需要抑制に大きく貢献します。 また、契約電力量が下がるので、電力基本料金を抑えること (デマンドカット) ができます。

GHP はライフサイクルの視点で環境に配慮しています

ベルト、エアエレメント、オイルエレメントの長寿命化

圧縮機ベルト 1万 → 3万時間
エアエレメント 1万 → 3万時間
オイルエレメント 1万 → 2万時間
Gシリーズの場合

エンジンオイル交換不要で廃油処理不要

長寿命オイルの開発により、定期点検時のエンジンオイル交換が不要(補充のみ)。
オイルの省資源化だけでなく、定期点検時に使用済みの廃油処理が不要なため、環境にやさしいシステムです。
環境保護

ライフサイクルで環境性評価を実施

CO2 は使用時のみならず、材料の採掘から製造・メンテナンス・廃棄に至る過程(ライフサイクル)で発生していますので、 当社ではライフサイクルでの環境性評価(LCA)を導入し、ものづくりでも環境性に配慮しています。
■LCA(ライフサイクルアセスメント)比較
LCA(ライフサイクルアセスメント)比較
【算出条件】
JIS B 8627 の期間エネルギー消費量(注1)(東京・事務所)に基づく
使用期間は 13年 と想定
 
(注1)
期間エネルギー消費量...年間の空調運転時間を考慮したエネルギー消費量

部品点数の削減、軽量化を実現

■重量比較
重量比較
850形 臭気低減仕様の場合。

様々な面で環境負荷を低減

廃材の削減

今後増加が見込まれるリニューアル需要に対応し既設配管をそのまま使えるリニューアル対応機をラインアップしています。 コンプレッサー、冷凍機油、フィルターキットの技術開発により実現したもので、配管材料など廃材を最小限にします。
リニューアル 配管はそのままでOK!
(注1)
リニューアル前機種の冷凍機油の種類や組み合わせ、使用状況によって洗浄が必要な場合があります。

室外ユニット連結で省エネルギー

室外ユニットを連結する「まとマルチ」。 空調負荷に応じて、効率よく運転するため、ビル用マルチ(単独)に比べて省エネ性が優れています。これにより、CO2 排出量削減にもつながります。
まとマルチ 室外ユニット連結で省エネルギー

高効率化でグリーン購入法に適合

高効率化でグリーン購入法に適合 エネルギー消費効率が高く、オゾン層を破壊しない冷媒(R410A)を採用していることからグリーン購入法の基準を満たしています。
フロン排出抑制法・省エネ法
商標 「ハイパワーマルチ」、ハイパワーマルチロゴマークは大阪ガス株式会社の登録商標です。
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