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第74回自動車技術会賞受賞について

当社は、第74回自動車技術会賞(主催:公益社団法人自動車技術会)において、(株)アイシンとの共著論文が「論文賞」を受賞しました。

自動車技術会賞は、1951年に自動車工学および自動車技術の向上発展を奨励することを目的として設けられ、自動車技術における多大な貢献・功績に対して送られるもので、論文賞は、過去3年間に自動車工学・自動車技術の発展に寄与する論文を発表した個人・共著者に贈られる賞です。

 

◆ 受賞対象:

セミアクティブサスペンションにおけるLSTMを応用した状態推定の検討

◆ 受賞者:

山本 彰人((株)アイシン)、山田 一二((株)アイシン)、鈴木 茂樹((株)アイシン)、田中 亘((株)アイシン)、脇田 陸((株)アイシン)、石野 柊輔(アイシン・ソフトウェア(株))

◆ 受賞理由:

次世代モビリティの快適性向上には、セミアクティブサスペンションのダンパーのストローク速度を正確に推定することが重要であった。従来は物理モデルと現代制御理論による推定が一般的であったが、実車では考慮できていない非線形要素および外乱などにより、モデル誤差が生じ推定精度を低下させていた。本論文で人工知能を活用し、実走行データを学習する新しい推定手法を提案。この手法により推定精度が大幅に向上し、自動車工学だけでなく他分野にも影響を与えることが期待されることから、高く評価された。

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