非常時に役立つ自家発電とは?
2022/05/31 (更新日:2023/05/24)
持っておくと便利な自家発電設備は、非常時のみ使えるものや日常使いできるもの、さらには省エネにつながるものまで、さまざまな種類があります。その中から自分に合った自家発電設備を見つけるために、購入目的などをあらかじめ挙げてきましょう。
この記事の目次
設備導入前に出力ワット数を確認しましょう
発電機や蓄電池は、出力ワット数などさまざまな種類があります。非常時にも使えるようにするためには、必要な家電を無理なく起動させられるかどうかを確認したうえで設備を選ぶ必要があります。
以下には、各家電の起動電力および消費電力の目安を表にまとめました。
ただし、起動時に消費電力の最大5倍ほどの電力を消費するものもあるため、求めた電力に+αの余裕を持たせておくようにしましょう。
なお実際の数値は、各家電の公式HPなどでご確認ください。
使用電力の目安(ご使用例)
- フルタイム稼働(電力供給が常に必要なもの)
- 冷蔵庫:約200W
- パートタイム稼働(使うときにだけ電力が必要なもの)
- 液晶テレビ42型:約85W
- パソコン:約50W
- 携帯電話の充電:約15W
- シャワー(給湯):約100W
- 卓上LED照明:約20W
- 扇風機:約40W
- 床暖房:約180W
非常時に使える自家発電設備
非常時に使える自家発電設備の種類についてご紹介します。
スマートフォンの充電やラジオの駆動に適した「手回し発電機」
・出力:20W程度~
手回し発電機は、ハンドルを回すことで発電装置を動かし、電気を生み出します。
低価格かつコンパクトサイズのものが多く、手軽に使えるのがメリットです。
一方で、出力できるW数が少ないため、スマートフォンの充電やラジオの起動など、利用できる電化製品の種類は限られます。
燃料源が手に入りやすいガソリン「燃料式発電機」
・出力:0.9kVA(900W)程度~
ガソリンを燃料にして動かす発電機です。
手軽に購入でき、ガソリンがあれば使い続けることができます。
また、燃料がカセットボンベ式の製品を使用すれば、燃料源をホームセンターなどでも手に入れることができます。
一方、ガソリンを使用するため、室内や換気の悪い場所では使用できません。
加えて、起動時の音が大きいため、近隣住民への影響を考慮することが求められます。
駆動音が静かな「ポータブル電源(蓄電池)」
・出力:100W程度~
持ち運び可能な大型のバッテリーで、電化製品を接続するだけで簡単に利用することができます。モバイルバッテリーよりも容量・出力ともに大きくなります。また、駆動音が静かで、室内でも利用できます。
一方、バッテリー残量が無くなれば使用できなくなることと、基本的に電気容量が大きくなるほど重くなるため、持ち運ぶ際には注意が必要です。
日常から使える自家発電設備
ガスがあればずっと使える「エネファームtype S(家庭用燃料電池)」
・出力:~700W(アイシン製の場合)
エネファームtype Sは、都市ガスまたはLPガスに含まれる水素と空気中の酸素を化学反応させ、電気を生み出す発電設備。併せて、発電時の排熱を利用してお湯を沸かすことができます。
ガスがあれば24時間発電し続けられます(安全稼働のための停止日を除く)。
普段の生活にはもちろん、非常時にも必要な家電を無理なく起動させられるでしょう。
太陽光があればずっと使える「太陽光発電」
・出力:~1500W
太陽の光エネルギーで電気を生み出します。太陽光がある限り発電できます。
一方、発電量が気候条件に左右されることと、日没後は発電できなくなるということを、把握しておきましょう。
発電効率の高いエネファームtype Sは資源エネルギーを無駄にしない
今は何でも電気で動いている世の中。非常時に電気が使えない不便さ・不安を思えば、日ごろから対策しておくことが大切です。
エネファームtype Sは効率良く電気に変えることができるため、原油や石炭などの資源エネルギーを無駄にしません。
同時に、CO2の排出量も削減することができるクリーンな発電設備です。
家族の安心を守るためには安定稼働のエネファームがおすすめ
発電設備が自宅にあれば、非常時の電気をまかなえ、家族の安心を守ることができます。
なかでもエネファームtype Sは、ガスが使える限りは24時間発電可能な設備。併せて給湯機能も付いていることから、非常時の電気とお湯を確保できます。
またエネファームtype Sは、日常のシーンでも大活躍。
エネファームtype Sは既に建てられた戸建て住宅でも、設置スペースさえあれば後付けすることも可能です。
いつやってくるかわからない「もしも」のために、エネファームtype Sで賢く停電対策を始めませんか?