「生産CO₂フリー製品」プロジェクト始動!

~電動ユニット「eAxle」生産現場の最前線~

2022.05.20

「生産CO₂フリー製品」プロジェクト始動!

CO₂などの温室効果ガスを実質ゼロにする「カーボンニュートラル(CN)」。
カーボンニュートラル社会の実現は地球規模の課題であり、中でもCO₂排出量の多い自動車産業には大きな期待が寄せられています。
自然と調和し、誰もが安心して暮らせる社会のために、アイシンは「生産」と「製品」の両軸で、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速させています。

今回ご紹介するのは、自社製品の生産時に排出されるCO₂を削減する「生産CO₂フリー製品」プロジェクトです。その第1弾として、トヨタ「MIRAI」やレクサス「UX300e」に搭載されている電動ユニット「eAxle(イーアクスル)」の生産CO₂フリー化を達成しました。

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電気自動車の心臓部となる電動ユニット「eAxle」

生産CO₂フリー化とは?

カーボンニュートラルを達成するには、商品やサービスの原料調達から製造、廃棄、リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して、環境負荷を低減することが大切です。このうち生産CO₂フリー化とは、自社生産工場の敷地内における製造過程で排出される温室効果ガスをゼロにすることです。アイシンでは、加工や組立て時だけでなく、事務所からの排出もフリー化の対象としています。
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【生産CO₂フリー化を行うためのステップ】

1. 対象範囲のエネルギー使用量(CO₂排出量)を把握する

2. 省エネルギー活動の推進や太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの導入・調達によって、できる限りCO₂ を削減する

3. 残ったCO₂排出量を「カーボン・クレジットでオフセット」することで、生産時のCO₂排出量を実質ゼロにする


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このカーボン・クレジットとは、再生可能エネルギーや省エネルギー設備の導入、森林保全によって温室効果ガスを削減・吸収した量の証明書のこと。これを購入することで、残ってしまった排出量を相殺(オフセット)することができます。

企業がこの証明書を購入することで資金が循環され、さらなるクレジットの創出を促すことにつながります。つまりアイシンがクレジット購入時に支払った費用は、適切な森林管理や再生可能エネルギー・省エネルギー設備の導入などにあてられ、社会全体のCO₂削減へとつながっているのです。

アイシングループ一丸となった取り組み

今回のeAxleの生産CO₂フリー化は、当社の国内6工場のほか、アイシングループのアイシン高丘やアイシン軽金属 の工場をあわせた計8拠点が力を合わせ、達成しました。

生産ラインにおいては、3~5工程を1台でこなす複合ロボットを導入することで、設備の台数を減らして消費電力の低減につなげたり、ラインの面積を縮小して照明や空調の使用を減らしたりしました。さらには、設備のメンテナンスを確実に行い、異常発生による繰り返し作業や不良を減らすことで、ムダな電力の消費を抑制。使用する電力についても、拠点に設置された太陽光発電エネルギーなどを活用しました。
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アイシングループは、この製品を皮切りに、さらに対象製品を拡大していきます。
そして2025年までに電動ユニット、2030年までに電動化製品、2050年までにすべての製品での生産CO₂フリー化を達成するために、取り組みを加速させていきます。
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