環境への優しさと走る喜びのハイブリッド

~アイシンの1モーターハイブリッドトランスミッション~

2021.11.02

環境への優しさと走る喜びのハイブリッド

プジョー、シトロエン、DS、オペルのPHEVに搭載、写真は「DS7 CROSSBACK E-TENSE」

“移動”に感動を、未来に笑顔を。―私たちアイシンの夢と志を一言で表した言葉です。
「心」を動かすようなあらゆる“移動”体験を世界中の人々に提供し、驚きや楽しさといった感動をお届けしたい。また、モビリティの電動化によるCO2と排気ガスの削減、環境への影響が少ないものづくりなどを通じて、美しい地球を未来につないでいきたいと、アイシンは考えています。

今、カーボンニュートラルの実現に向けて、各国各様の「脱ガソリン車、ディーゼル車」の宣言が掲げられ、BEV※1をはじめとする次世代車へのシフトが加速しています。しかし、発電の脱炭素化や充電するためのインフラ整備などの課題を考慮すると、国や地域によっては次世代車だけではなく、HEV※2などの従来車もまだ必要とされる動きもあります。
このような動向に対して、アイシンは自動車部品メーカーとして唯一、ガソリン車、HEV、PHEV※3、BEV、FCEV※4向けの駆動ユニットを全方位でそろえています。このフルラインアップを強みに、さまざまな地域やお客様のニーズにお応えすることができます。

※1 Battery Electric Vehicle 電気自動車
※2 Hybrid Electric Vehicleハイブリッド電気自動車
※3 Plug-in Hybrid Electric Vehicleプラグイン・ハイブリッド自動車
※4 Fuel Cell Electric Vehicle 燃料電池自動車

そのフルラインアップの一つが、「1モーターハイブリッドトランスミッション」。環境に優しい燃費性能はもちろんですが、走る喜びも味わいたい。それを可能にしたのが、今回ご紹介するこの商品です。

燃費と走りの両立

製品写真.jpg

アイシン製「1モーターハイブリッドトランスミッション」

HEVとは、2つ以上の動力源を備えたクルマで、一般的にはガソリンで動く「エンジン」と電気で動く「モーター」の2つの動力源を備えています。モーターには、「発電」とクルマを「駆動」させる2つの役割があり、そのモーターがトランスミッションの中に2つあるものと1つあるものの2種類があります。

モーターが2つある「2モーターハイブリットトランスミッション」は、文字通り2つのモーターを搭載。発電用と駆動用のモーターを使い分けることで、常にエンジン効率の良いところを使って走行することができます。そのため、停止、加速、減速を頻繁に繰り返す市街地走行で優れた燃費性能を発揮します。

それに対し、「1モーターハイブリッドトランスミッション」は、1つのモーターで発電と駆動の両方を行います。アイシンの1モーターハイブリッドトランスミッションには3つの大きな特長があります。

①従来のFF用8速AT※5に対して燃費は24%向上しCO2削減にも貢献、特に長距離走行する高速道路などで優れた燃費を発揮※6

②エンジンとモーターの駆動力をトランスミッションのギヤで変速することで、スポーツカーにも引けを取らない加速性能を実現

③最高出力81kWのモーターを搭載、時速135kmまでのEV走行を可能に

※5 オートマチックトランスミッション
※6 当社調べ

図.jpg

この商品は、トランスミッションとインバーターを一体構造にするとともに、配線などの部品点数を減らし、小型化、低コスト化を実現しました。また、システム全体の大きさを既存のFF用8速ATと同等サイズまで小型化することで、量産されているAT車両への置き換えを容易にし、HEV、PHEVの普及に貢献。(中部地方発明表彰を受賞 ※リリースはこちら
プジョー、シトロエン、DS、オペルのPHEVに搭載されています。

アイシンはこれからも、カーボンニュートラルの実現のため、世界のさまざまな地域のお客様のニーズに対応できるように、フルラインアップで電動化対応商品の開発を進めてまいります。

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