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対談インタビュー先輩の声

# 対談02

北海道×情報系で働く!アイシン・ソフトウェアのエンジニアが選んだ「理想の暮らし」とは

ちなみに新卒入社前、学生時代には何を専攻していましたか?

鳴海 幸生鳴海

数学と物理です。プログラムの要素が入ったコースで、数式の証明や物理現象の実験を扱いました。研究では、いまだに解明されていない「金平糖のツノのでき方」がテーマ。実験と計算により、温度や湿度がツノの本数に影響を与えるという発見を報告しました。

長谷川 涼乃長谷川

函館市にある大学の複雑系知能学科の「複雑系コース」で、AIの脳にあたる部分を数学的に表したり、自然界の現象を数式やパソコン上で表現したりしていました。VRゲームを作ったこともあります。研究テーマは、流行現象のシミュレーションと検証。歌やワードを対象に、流行の仕方や、誰がどう広めると効率よく流行するのかなどを研究しました。

専門分野の知見を生かしながら、新たな学びも

業務の中で、学生時代の学びや経験はどう生かされていますか。

鳴海 幸生鳴海

数学や物理の知識、経験、考え方は大いに役立っていますね。例えば、新たな道路の異常を検知したい時、すでに同様の挑戦をした人の論文からヒントを探れば新しいチャレンジがしやすいので、英語の論文も含めてよく参考にします。論文に登場する数式にはなじみがありますし、単位や微分積分などの用語も本質的な意味を学んできたので、素早く理解でき効率的です。

長谷川 涼乃長谷川

プログラミング言語やAIの基礎知識を大学で学んでいたため、プログラミング未経験の同期と比較して業務で一歩リードできました。一方、分析結果を顧客に説明するには統計の深い知識が必要だったので、学生時代に学んだ統計の他に、実践的な統計を新たに学んでいます。これにより、顧客に納得していただける説明が可能になりました。

新たな知識やスキルはどのように身につけていますか?

鳴海 幸生鳴海

OJTと自学自習です。当初は担当業務と統計がどう結びつくかイメージがつかず、有識者の先輩にヒントをもらいながら業務を通して学びました。業務後には、統計検定の資格取得のために書籍や過去問で学習しています。

長谷川 涼乃長谷川

私の場合は少し特殊で、社内に同分野を手がけている人がいないので、多くは自分で調べながら進めています。入社してからAIの新しいモデルも経験しましたし、無人ロボットの自己位置推定については未知の分野だったので、知識もプログラミング言語も一から経験して身につけました。有識者がいる部分は質問もできますし、業務内外で使えるUdemyというオンライン動画学習プラットフォームも活用中です。