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社員インタビュー先輩の声

チャンスは試練とともに!トップクラスの先輩と、必死で走った新人時代

1年9カ月、試練の新人時代を経て〝WEBのプロフェッショナル〟に。
この会社はスピードが違う

先輩技術者は、カーナビの先行開発を通してアイシングループの技術を切り開いてきた人物。技術者としての生き方も、情報の取り方も、歴史の語り手としても、色々な意味で社内トップクラス、最初は「どうやって自分がこの人の横に立つのか」と呆然としました。先輩は厳しい人でしたが、質問すると聞いたことはなんでも答えてくれました。技術だけでなく、仕事の進め方やエンジニアの心構えなども教えていただき、後輩ができた時は「私が次の世代に伝えたい」と思うほど成長させてもらいました。
試練の新人期間1年9カ月をやり抜くと、そのノウハウをもって、CICD開発のスマホアプリ開発チームに異動となりました。必死で仕事に取り組み、気づくと私は社内に数少ない〝Web API/クラウド領域のプロフェッショナル〟として認められていたのです。赤子だった私が、いつの間にか評価される存在に変わっていたことに気づき、嬉しかったですね。現在は、新人時代の経験をより深め、〝スマホアプリ開発の効率化業務〟に取り組んでいます。クラウド上のサーバでビルドを行うことで開発の時間効率を上げる業務です。イメージとしては、皆が狭い空間で作業していて、窮屈で非効率だったところを、クラウド上のサーバという無限の広さを持つ空間で作業することで、のびのびと作業ができスピードが上がるという感じでしょうか。

新矢 竜

アイシングループがスマホアプリでシェアを獲得していくためには、開発効率の向上はもちろん、車載ナビの開発で培った位置情報活用の経験を活かして新たなサービスを構築していく必要があります。これらを進めていくうえで欠かせないのは、クラウドを活用することです。どれだけ素晴らしいアイデアがあっても、開発速度が遅くてサービス開始までの期間が長いと、競合他社に勝つことはできません。
この取り組みのやりがいは、社内における開発速度が向上し、そこが数値として目に見えるところです。例えば100名で開発しているグループがあるとして、1週間の作業を一人当たり1時間分効率化すると、月あたり400時間もの時間を削減することができます。ゲームでいうと、チーム全体にかかる強化魔法みたいなもの。私のモチベーションも高まっています。

試練を味わえば味わうほど強くなり、
世界と戦うための武器を磨き続ける

今、株式会社アイシンの吉田社長が「アイシンのフルモデルチェンジ」を掲げており、アイシングループにおける、DXやクラウド活用に関する開発スピードは加速しています。業務を行う中で、私はアイシングループの本気度を知る機会がありました。仕事上、社内外のネットワーク連携が必要で、セキュリティを担保するためにアイシンのDX推進部と調整しながら進める必要があったのですが、従来、この規模の会社ですと調整に時間がかかるのですが、DX推進部では「今からやろう」といったスピードで動いており、こちらを驚かせてくれました。

新矢 竜

私が今後取り組んでいきたいことは、CSS領域における幅広い知識の習得とクラウド技術の習得です。さらに、今まで培ってきた位置情報活用の経験を強みとして、大きな基盤を活かしたサービスの創出ができるはずです。これからも『MaaS(※)』のみならず、位置情報を利用したゲームなど、多様な形態で位置情報の市場は拡大し続けていくと想定しています。
私は色々な場面で、アイシン・ソフトウェアからすばらしいチャンスをもらいました。そのチャンスは見方を変えると試練とも呼べるものです。しかし、試練を乗り越えれば超えるほど、人は強くなるのではないでしょうか。いずれこの経験をバネに、位置情報活用技術の領域のトップを走る技術者になりたいと思っています。

※MaaS:Mobility as a Serviceの略。複数の交通機関のサービスをひとつのサービスとして結び付け、人々の移動を効率よく、便利に変える概念