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社員インタビュー先輩の声

若手にこんな大役を…!
メモリーシートの先行開発でチームの中心に立ったあの日

このストーリーのポイント

  • • 人見知りをする性格がいつの間にか、話を聞いてまとめるリーダー役に
  • • なかなか進まない6,000個もの試験スクリプト!もう、自分がやるしかない
  • • メモリーシートの先行開発で、ユーザーの愛車生活を快適にしたい

プログラミングが得意だった高専時代。〝車のソフト屋〟かつ、〝若手から活躍できる〟という採用担当者の言葉に惹かれ、アイシン・ソフトウェアに。しかし、実際に背負った想像以上の期待と責任に思わず「若手にこんな大役を任せるのか!」と。人見知りのはずが、調整役を担い、いつの間にかリーダーとして成長。次世代の車体制御ソフトウェアエンジニアのホープとして、〝車のソフト屋〟の明日を突き進む。

Profile

金森 友佑

金森 友佑

ボデー制御開発部 第1ボデー開発室 第3G
2016年新卒入社

高等専門学校 電子制御工学科を卒業後、2016年4月新卒入社。2016年11月、ボデー技術部 企画・評価G配属。2019年10月に、ボデー技術部のボデー1Gへチーム異動し、設計業務に携わる。次世代の車体制御ソフトウェア開発の若手リーダーとして、統合ECU(※)の製品化に向け、現在のソフト構造の見直しを行う。

※ECUとは「Electronic Control Unit」の略で、自動車の電子制御装置。統合ECUとは、複数ECUの機能を集約することを指し、コネクティッドカーや自律運転車、電気自動車などに必要とされている。

「若手が活躍できます」との言葉に惹かれた採用面接。
チャレンジしたい!

小学生の頃から野球をしていました。中学に入ると土日はほぼ一日中部活。キャッチャー、セカンド、ショート、サードと内野を任されて、中学校では県下ベスト8の成績を残しました。実はアイシン・ソフトウェアはなぜか野球部出身者が多いのです。私もプライベートではできたばかりの社内草野球チーム『オレンジキャッツ』に所属しています。チーム名の由来は、猫が好きだからですかね。
高専に入学したのは、兄が通っていたからという漠然とした理由でした。4年生になると、この先、大学へ進学するか、就職するかとても迷いました。私は自分と関係のないことを勉強し続けるタイプではないので、目の前にある課題に対してスキルを上げる方が性格的に向いていると思い、就職を選びました。

金森 友佑

高専時代から自分と相性の良かったプログラミング授業は、他の分野に比べると課題をスッとこなすことができ、考えるプロセスも楽しめました。就職はソフトウェア業界を目指しており、アイシン・ソフトウェアはいわば〝車関係のソフト屋〟で、車に乗ることも好きだったので応募についての迷いはありませんでした。学校推薦枠で応募したのですが、採用担当者から、「ここはできたばかりの若い会社。若手メンバーも多く、早いうちから活躍できる」と聞き、得意な分野で「すぐにチャレンジできるのは楽しそう」と、前向きになったことを覚えています。

若手が活躍できると聞いていたけど、
「こんな大変なことを任される」とは!

入社すると、採用時に聞いていたように色々なことを任されました。まず、私が配属されたのは、『ボデー技術部 企画・評価G』 。ボデー系製品におけるシステムテストの業務の中で、主にメモリーシート(車のシート位置がボタン一つで再現され、運転や乗降を快適にする機能)の自動評価を行う業務を担当しました。
私はもともと人見知りをするタイプでしたが、多くの部署との調整が必要な仕事だったため、自然とコミュニケーション力は成長しました。

金森 友佑

大変だったのは、入社2年目後半頃に直面したプロジェクトでした。車のシート動作に関する検査を自動で行うのですが、そのためには約6,000個もの大量のスクリプト(※)を短期間で作成する必要があり、「これは前途多難だな…」という状況に陥ったのです。ちょうど先輩がチームから抜けたタイミングでしたので、私が前面に立ってまとめていかなくてはなりませんでした。協力企業にスクリプト作成を委託し、クライアントと調整しながら進めていくのですが、委託先になぜか指示がうまく伝わらない…。指示と違うモノが出来上がってくる…、さらにそれに対する訂正指示もうまく伝わらない…など。クライアントと調整しながら、指示をより細かく入れる日々。最後は「もう、自分が率先してやらないと」…と腹が据わりました。
その時ばかりは、いくら若手が挑戦できる会社とはいえ、「入社2年目の新人にいきなりこんな大役を任せるとは。」と呆然としましたが、しかし、この壁を乗り越えてからは、「なんとかなる」ということが分かり、臆さずに挑戦できるようになりました。 ちなみに、この苦労したプロジェクトはT社の最上級車のメモリーシート機能として世の中にデビューを果たしました。

※スクリプト:操作手順を自動評価機器が認識できる言語で表現したもの