部下のキャリアと人生を応援し、仕事も私生活も楽しむ「イクボス」を目指して

~一人ひとりが自分らしく働き、輝くためのマネジメント教育~

2021.02.25

部下のキャリアと人生を応援し、仕事も私生活も楽しむ「イクボス」を目指して

アイシンでは、国籍・性別・LGBT 等の多様な人種や性、障がいの有無などに関わらず、それぞれの個を尊重し、従業員一人ひとりが働きがいを持ち、個々の能力や個性を発揮し活躍できる企業を目指している。女性活躍推進においては、女性従業員一人ひとりが自分らしく働き、活躍するための制度整備だけでなく、従業員の意識改革と働きやすい職場づくりを活発に行っている。

アイシンでは、1990年代より安心して働き続けられる環境づくりを目的に女性の両立支援を行い、時代と共に、女性管理職は着実に増えてきたが、数そして活躍の面でもまだまだ不十分であった。根本的な意識改革を行うため、2015年より女性の意識・キャリア開発支援に加え、部下のキャリアと人生を応援しながら組織の業績も上げ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司=イクボスを育成する「イクボス塾」を実施。約1年間自部署の課題を整理し、職場での課題解決活動を行うことで、自らのマネジメントを確立すると共に、全社にイクボスやイクボスと同じ志を持つ同志を増やすことを目指している。
2020年開催のイクボス塾に参加し、課題解決を実施した齊藤に話を聞いた。

新人マネージャーの決意 ~メンバーのやる気アップで、チームに活気を~

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アフターマーケット部 齊藤さん

齊藤の所属する自動車用の補修部品や補給部品を販売するアフターマーケット部の物流チームは、社内でも珍しく、従業員の女性比率は 80%の職場である。新任管理職として初めてマネジメントをまかされる齊藤は、「管理職として求められるマネジメントはなんなのか、まったく分からない状態でしたが、とにかくやってみようという意気込みでした」と語る。

イクボス塾受講後、齊藤はまずチームの現状やメンバーの悩み把握を行った。そこで浮かび上がった課題は、"チームの業務特性上、定型業務が多く達成感を得られる機会が少ないこと"と、"若い女性が多く、今後の仕事とプライベートの両立に不安を抱いているメンバーが多いこと"だった。

メンバーがやりがいを感じ、安心して働き続けることができる職場を作るために、なんでも言い合える関係づくりとチャレンジできる風土づくりに向け、さまざまな施策を実施。その中でも効果的であったのは、「なんでも言える関係づくりに向けた『一日一人一分会話』」だという。テレワーク等でお互いの様子を把握することが難しい中でも、困りごとの早期解決や部下との信頼関係構築、個々メンバーのやりがい向上につながった。

課題解決実施を経て行われた、職場意識調査では、「やりがい」の項目で前年度平均の数値が大幅に上がり、非常に高いとされる4以上(5段階評価)となった。「一人ひとりに寄り添った、きめ細やかなマネジメントを目標として、課題解決の施策を通じて、個々のメンバーのやりがいを高めていったことがポイントでした」と齊藤は語る。また、部下自身が、自分自身のレベルを向上したいと強く思うようになった結果、齊藤自身のモチベーション向上にもつながったという。「イクボス塾では他職場の管理職と取り組みの工夫点などを共有することがで、自身の取り組みの参考にすることができました。イクボス塾を通して始めた取り組みをこれからも継続し、チームのやる気アップを目指したいです」と語る。

女性活躍推進に不可欠な「イクボス」

イクボスの取り組みは、事務・技術職場だけに限らず生産現場においても広がっている。職場チームメンバー内での意見交換会などを活用し、女性が班長(生産現場のリーダー)に挑戦する上での不安や悩みをヒアリング、解消することで女性班長増加に努めている。その他にも、従業員の意識改革を通して、在宅勤務制度や業務効率化ツールの活用などにより、時間や場所にとらわれない新しい働き方や仕事の取り組みにチャレンジする職場が増えている。その結果、現在では全部署にイクボスが在籍し、女性管理職の数は2015年から5年で倍増した。活動を通して、上司と部下の意識や働き方に変化が生まれただけでなく、イクボスに対する社内の意識も前向きに変化し、社内の意識改革につながっている。アイシンではこれからもイクボス塾を通して、部下のキャリアと人生を応援し、仕事も私生活も楽しむ上司を増やすことで、あらゆる従業員が働きやすい職場づくりを加速させ、企業の競争力につなげていく。

<アイシンでの女性活躍のその他の取り組みはこちら>
女性活躍:自分らしく働いて、自分らしく輝く人があふれる会社を目指して