「ノーマライゼーション」を基軸とした、ダイバーシティ推進

~従業員一人ひとりがより働きやすく、働きがいのある職場を目指して~

2020.11.30

「ノーマライゼーション」を基軸とした、ダイバーシティ推進

アイシングループでは、国籍・性別・LGBT等の多様な人種や性、障がいの有無などに関わらず、それぞれの個を尊重し、従業員一人ひとりが働きがいを持ち、プロフェッショナルとしての能力や個性を発揮し活躍できる企業を目指している。

障がい者雇用においても、障がい者も健常者も共にやりがいを持って、生き生きと働ける職場づくりを目指し、アイシングループ各社ですべての従業員が同じ職場、業務で就業をする「ノーマライゼーション」を基軸とした環境づくりを積極的に行ってきた。

2019年10月には、アイシン内のオフィス清掃や文書の電子化などの業務を請け負う特例子会社「アイシンウェルスマイル株式会社」(以下、ウェルスマイル)を設立し、これまで健常者と同じ職場や業務での就業は難しかった障がい者に対しても、さらなる就労機会の創出と活躍機会の拡大を始めている。

社会人として自立し、この先もずっと成長し続けてもらいたい

ウェルスマイルでは、就労の機会を提供するだけではなく、従業員一人ひとりが、自身の将来を真剣に考え、自分に合った生き方を見つけるための機会提供にも力をいれている。その施策の一つとして、愛知県内の支援学校と連携し、高校2、3年生向けに毎年インターンシップを開催している。

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障がい者活躍への想いを語る 水野社長

「当社ではインターンシップを通して、生徒の行動に対して感じたことや今後の就業に向けたアドバイスをさせてもらっています。実際の仕事と同じ経験をすることで、彼らが自身の将来に目を向け、自分に合った仕事ややりたいことを見つけるきっかけにしてほしいのです」とウェルスマイル社長の水野は語る。

今後は、従業員の可能性をさらに広げるため、担当業務の拡大や、後輩の育成・指導、チームのマネジメントなどの経験を積んでもらうことを視野に入れている。「従業員一人ひとりに合った、将来のキャリアプランを作っていければと思っています。一人ひとりの意志や考えを尊重しながら、これからも高いモチベーションで業務に取り組めるよう、できる限りサポートしていきたい。そして、社会人として自立し、この先もずっと成長し続けてもらいたいと思っています」

信頼関係は生き生きと働くための「鍵」

「清掃の仕事が好きなんです。入社前に訓練学校で清掃に関する勉強をしていたので、自分がこれまで学んできたことを仕事にできてとてもうれしいです。やりがいを持って、安心して働くことができているので、この会社に入社してよかったなと思います」と入社1年目の細川は笑顔でこう話した。

従業員たちが安心して働くことができるのは、障がいを持つ従業員の業務に対する支援や働きやすい環境づくりにおいて支援を行っているジョブコーチがいるからだ。ジョブコーチは、日頃から従業員の担当業務や従業員同士の人間関係だけでなく、生活面での相談も受け、サポートをすることで従業員との信頼関係を築いている。

ウェルスマイルでは、現在新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、オフィスや食堂の消毒作業も行っている。ウェルスマイルのメンバーは、アイシングループとって、安心・安全・快適に働くためになくてはならない存在になっている。

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階段手すりの消毒作業
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オフィスの清掃作業

すべての従業員が活躍できる職場を目指して

アイシンの「ノーマライゼーション」への取り組みはまだ始まったばかりだ。アイシンはすべての従業員が活躍できる職場を目指し、誰もが働きやすく、働きがいのある職場環境の実現に向け、障がい者活躍推進に取り組んでいく。

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