折り代をミシンで始末するまつり縫いに挑戦してみましょう!
スカートやブラウスの裾をきれいに早く始末する方法です。
※手で「まつり縫い」をする場合は…
1.普通まつり:5mm位の間隔でゆるめにまつる
2.流しまつり:柔らかい布地や裏地の場合7mm〜1cmでまつる
3.奥まつり :スカートやブラウスの裾は少し奥をまつる
4.撚りぐけ
などがありますが、ミシンで縫う場合は3番の奥まつりになります。
※手と違って、ミシンは同じ間隔で一定に縫うことになります。
布地の種類によってはやわらかさを損う場合があります。
まず、コットン・ポリエステル・ウールなど色々な種類の布地で
ためし縫いをしてみましょう。
この時に、あなたのミシンの縫い目の
「振り幅」
を確認しておきましょう。
布地の折り方
●普通の折り返し
●すけて見える布地の場合
この場合、ロックミシンで端を始末
しておけば二つ折りですみます。
折り返し分を幅いっぱいにして
完全な三つ折りにします
ミシンのセッティング
A.
縫い目の模様を
「まつり縫い」
にセットします。
※振り幅はミシンの種類によって多少異なります。
先ほどのためし縫いでしっかり確認しておきましょう。
B.
送りダイヤルがついているタイプのミシンは、縫い目の長さを1.5にセットします。
また、布地が厚地の場合は2にします。(イラストはトヨタミシンMSシリーズ)
C.
押えを
「まつり縫い押え」
と取り替えます。
※付属品の付いていないタイプのミシンをお持ちの方は、
別売の「まつり縫い押え」をお買い求めください。625円(税込み)です。
布地の準備
●「まつり縫い」の振り幅よりも1〜2mm多めの位置
(厚地の場合は5mm)に「しつけ」をします。
この「しつけ」がポイントです。
●しつけが終わったら図のように折り返してミシンにセットします。
まつり縫い押えの取り付け
●ネジを回してガイド部分を左右に動かして、
上の折り返した布に針が少しだけかかる位置に調節します。
☆はずみ車を回して、針の振り幅を確認しながら調節しましょう。
さあ、まつってみましょう
●縫いのスピードはなるべくゆっくりにして、
縫い目の山がしっかりと折り返した布にかかるようにしましょう。
・折り返しにかける位置を少なくするほど、表側の縫い目が目立たなくなります。
・無地以外のプリント柄やチェックなど、縫い目がはっきりしない布地の場合は、
表側の縫い目が大きくなっても目立ちません。
★いかがでしたか?
ちょっと難しいですが、要領さえわかれば後は簡単です。
意外に綺麗で、素早く縫えるミシンの「まつり縫い」は
一度覚えるとやめられなくなりますよ!