事業内容

business

当社は、安全・品質・生産およびコストにおいてお客様より厚い信頼を寄せて頂いております。
特に品質面においては、常にお客様目線に立ち、成分品質はもちろん製品の外観品質にまで注意を配って製品を提供しています。

調達から出荷までの流れ

※イメージ図

1.資材調達・荷受け

お客様からの製品発注量により、製品をつくるための原材料(アルミ塊、スクラップ材)を材料メーカーに発注し納入されます。
材料メーカーより納入された原材料をトラックから荷下ろしし、数量チェックと納品伝票との照合を行います。
重量物作業のため、リフト作業の安全ルール順守しながら慎重な作業、また、車両や人との接触が無いよう、周囲にも目配りしながら安全第一で作業を行っています。

2.受入検査・材料配合

お客様に安心していただける製品を生産するために、原材料の受入検査を行います。
アルミ以外の異物の混入はインゴット成分の異常に直結し、強度や鋳造性の低下につながります。
各製品に適した原材料を選定して配合を行います。
配合された原材料の成分値と重量値から配合書を作成し、製品規格に適合しているかチェックを行います。

3.溶解・分析・鋳造

原材料を溶解炉で溶解し、不純物を除去したのち各製品に合うように成分調整を行います。
成分調整したアルミ溶湯を精製処理しインゴット金型に流し込みインゴットを製造します。

4.検査・梱包・出荷

成分、重量、外観検査を行い、自動梱包機で梱包します。
顧客のオーダーにより出荷準備を行い、トラックにてお客様へ出荷します。

新工場設立

東部金属㈱は、2023年にアルミ合金製造工程において、新工場、設備更新を行いました。
設備更新するにあたり、二次合金(鋳物用合金・ダイカスト合金)を生産する溶解工程で、大量に発生するCO₂が課題となっています。
アイシングループでは生産工程のCO₂を2025年に2013年比▲25%、2050年に▲50%削減する目標を掲げています。
省エネ技術を集結し、新溶解炉へ盛り込みました。
排熱回収・精密流量制御、炉圧制御・放散熱量低減・断熱強化・炉サイズ最適化・間接加熱→直接加熱(電気炉)
排熱を活用した原材料乾燥室など。

新しい工場は、暑さ対策を考慮した職場対策を実施しています。
工場内の空気の流れを考慮した設計。外壁材(断熱材)、建屋高、開口部面積(窓・シャッター)、大型天井扇により工場内の熱を上部に逃がす構造になっています。
鋳造後の二次合金を冷却する設備を導入し、熱が放射されにくくしたほか、大型クーラー導入、夏場は従来の工場より10度近く室内温度を下げています。

また親会社であるアート金属工業との連携により、塩田工場に溶解炉・保持炉(電気炉)の導入を行いました。
弊社からの二次合金での供給を減らし→アルミ溶湯での供給を開始しました。
これによりアート金属では、二次合金を溶かす作業が削減し、大幅にCO₂を削減することが出来ました。