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相撲の特性

人間の本能に基づいている格闘技は世界中に見られるが、トルコにはトルコ相撲がありまわしを締め狭い土俵の中で勝負を競い合う日本の相撲は、長い歴史の中で独自の発展をとげてきた。相撲は一見単純に見える競技だが、「心・技・体」という言葉に代表されるように、この三つの修練が要求される奥の深い競技である。

相撲の心得

相撲は、勝負の判定が極めて単純かつ短時間で勝負が決する競技である。わずか4.55mの円形をした競技場(土俵)の中で相手のバランスを崩して、投げたり土俵の外へ出したりする。対戦相手との攻防が基本でありその間、たえず最高の能力を発揮することが要求される。従って、選手は瞬発力や強い筋肉、それに持久力が要求される。そのための相撲独特の練習法である四股や開脚(股割)などが伝統的に行われている。

また、相撲は格闘技であり、危険を伴うものである。相手を尊重し、礼儀を重んじて公正な態度を身に付けることが大切である。

アマチュア相撲について(スポーツ)

アマチュア相撲はもともと素人相撲のことで各地の寺社で行われた奉納相撲・宮相撲がその始まり。このアマチュア相撲から学生相撲が誕生したのは明治34年柔道の加納治五郎が学校体操科に相撲を加えたことが現在の学生相撲・アマチュア相撲の発展である。

現在では相撲も国際化となり世界90ヶ国以上の国際相撲連盟への加盟があり、5大陸が参加する世界相撲選手権大会が1992年より開催され、2022年はポーランドでの開催が予定されている。
参加各国の関係者は相撲の魅力を世界に知ってもらおうとオリンピックでの競技種目になるべく準備をすすめている。

女子相撲について

日本では平成9(1997)年1月、「第1回全日本新相撲選手権大会(現在の全日本女子相撲選手権大会)」が大阪市の「ツイン21」ギャラリーで開催されたのが女子相撲の始まりと言われている。

オリンピックでの競技種目入りを目指し、女性も競技参加ができるように、という背景がある。なお、競技ルールに男女で大きな違いはなく、違いがあるのは着衣と競技時間のみとなっている。

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