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Recruit Media
Interview
2021年04月01日

社員インタビュー(女性活躍推進)

ライフステージごとに、自分らしい働き方がある。それがアイシンの、「普通」の光景。

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Index

  1. 01
    みんなの願いを叶えるために、キャリアアップを目指したい/広報部 T.R
  2. 02
    周囲のサポートを得ながら、望むキャリアを実現/素形材生技部 I.Y
  3. 03
    自分の描く「ありたい姿」に、近づくために/PTモータ技術部 O.A
  4. 04
    「毎日、楽しそう」という娘の言葉が嬉しかった/新川工場 車体第2品管部 O.T

アイシンには、「性別や年代問わず、個々が活躍できる会社になるのがベストである」と考え、行動する文化が根づいています。ここに登場する4人の女性たちも、それぞれのライフイベントを迎えながら、個としてのキャリアを磨いてきました。そのなかで、自身の仕事、職場環境、生活などについて、どんな想いを抱いてきたのでしょうか。

※この記事は、2021年11月19日に更新しました。


みんなの願いを叶えるために、キャリアアップを目指したい

社員の気持ちに寄り添い、「act」につなげたい

 

私は昨年春まで、会社の動きを伝えたり社員のモチベーションアップを目的に、紙社内報の企画・制作を担当していました。しかし新型コロナウイルスの影響もあり、社内報の発行が見送りに。さらに社内のあらゆるイベントが中止になり、社員のためにどんな情報をどんな手段で発信すべきか非常に悩みました。そんなとき、イントラネットを活用する案が浮かんだのです。突如テレワークが開始されたことで、上司とのコミュニケーションの取り方や、子どもをみながら仕事をする大変さを、私自身も感じていました。そこで、社内でアンケートを実施。他の社員の悩みや問題解決のアイデアを募り、記事化したところ、大きな反響をいただきました。さらに、PCを保有していない社員のために、個人のスマートフォンからでも見られるWeb社内報の立ち上げをチームで決め、メンバー一丸となりWeb社内報「act」を創刊。この名前には「社員が理想の追求に向けたアクションを起こすきっかけをつくりたい」という願いが込められています。社員の気持ちに寄り添いながら、新しい一歩を踏み出すきっかけにつながるような情報を発信したい。そんな想いが私のモチベーションです。



自ら実践し、行動することで想いを届ける

 

社内広報の仕事を通して、多くの社員と出会い、多くの“悩み”に触れました。なかには、制度の活用は全く悪いことではないのに、周りに迷惑をかけていないかと気にする、時短勤務中の女性社員も。一方で、アイシンでは、15分ごとに時短勤務を申請できる“フレックス時短”など、働く人を支援する新しい制度が次々に誕生していますし、私自身も当事者として活用し、新しい挑戦をすることもできました。これまであらゆる制度の紹介や、活用するための風土を醸成するヒントとなる記事を発信してきましたが、それだけではなかなか社内の雰囲気を変えることはできません。そこで今度は自分自身がマネジメントの立場になることで、自ら実践していきたいと思っています。私自身も、悩みを抱える彼女たちも、もっと自分の想いを発信しやすい土壌をつくりたい。一人ひとりの想いに耳を傾け、本人のチャンスをつくり、叶えるサポートをしたいんです。その重要性を自らの行動で発信できれば、広報としての役目をひとつ果たせるかもしれないですから。



T.Rさんのプロフィール写真
T.R

広報部2005年度入社
情報システム部(当時)に配属。2009年1月に広報部へ異動。結婚・長男の出産を経て、2012年からはアイシンシーホース(現:シーホース三河)の広報やモーターショーの企画・運営、次男出産後の2017年からは社内広報の企画やイントラネットでの情報発信に携わる。2021年に、Web社内報「act」をオープンし、編集長を務める。

周囲のサポートを得ながら、望むキャリアを実現

想像以上に感じた、ものづくりの醍醐味

 

入社後に任されたのは、樹脂製品の生産準備でした。上司が「軽い素材を扱うほうが、部品を運ぶときも負担が少ないから」と、やりたい仕事を、できる形で配慮してくれたんです。担当が決まれば、あとは手加減なし。若手のときから、「ここまで任せてもらえるんだ」と驚くような案件にも携わることができました。思い出深いのは、電動ウォーターポンプの生産準備です。成形機の手配や稟議の資料制作などを任されたのですが、プロジェクト全体の費用は莫大。計り知れない緊張感と、ものづくりの喜びを強く感じました。結婚して出産を経て職場に復帰したあとは、生産準備から、生産設備や工法の開発を担当する生技開発に異動。ここでも上司が「勤務時間に融通を利かせられる仕事のほうが、長く活躍できるから」と配慮してくれたのです。2021年からは、開発者を支える新部署に異動することが決まっています。



風通しの良さと充実の制度が、私の理想を叶えてくれる

 

新部署へのキャリアチェンジは、2020年の中ごろから、ことあるごとに「たくさんの人を支える仕事にチャレンジしたい」と伝え続けて成就したものでした。上司からも「私もI.Yさんは、そろそろ次のステップに進むときだと思っていました」と言われましたね。振り返ると、生産準備から生技開発への配属転換も、私の声を上司が受け止め、叶えてくれたものです。そのたびに大きな助けとなったのが、アイシンならではの制度や環境でした。産休・育休からの復帰後は、子どもを社内の託児所に預けながら働いたのですが、職場からその様子が見えたので安心でしたね。2020年から始まったテレワークも、自分に合っていたと思います。やれば意外にできるもので、出社は週1回。ミーティング、仕事で必要なデータの管理、工場の対応をギュッと1日に凝縮して、他の日は自宅で勤務。子どもを学童保育に預ける時間も減らして、習いごとを増やすこともできました。ライフがより良くなると、ワークもより充実するもの。新しい部署では、これまでの経験を活かして、エンジニアをサポートする環境づくりを進めていきたいです。



I.Yさんのプロフィール写真
I.Y

素形材生技部/2006年度入社
学生時代は塑性工学を専攻。「ものづくりをダイレクトに感じられる仕事をしたい」と、アイシンの生産技術職を志願し、入社後はユニット生技部へ。電動ウォーターポンプの生産準備の仕事に携わったのち、2020年3月末まで生産技術開発に従事。その間に育児休暇を2回取得し、現在も時短勤務中。一男一女の母。

自分の描く「ありたい姿」に、近づくために

ものづくりの酸いも甘いも経験しながら、今も成長中

 

1年の育児休暇を2回、2時間のベビーシッター補助を週2回利用して、2人の子どもを育ててきました。当時、開発現場から離れる、という選択肢は自分の中にはありませんでした。その頃の周囲は、ほとんどが男性社員。でも、性別を特に意識することはありませんでしたね。私が働くのは、叶えたい目標があるからです。入社した当時は、技術者として世界初の製品を創造したいと思っていました。年が経つにつれて考えは変わり、今は、一人でも多くのエンドユーザーに受け入れられるクルマをつくりたい、という想いが一番強いです。これまで、プリウスに搭載されたe-Fourをはじめ、数々の先行開発に携わり、願いを叶えることができました。その反面、頓挫したプロジェクトも少なくありません。挑戦を諦める意思表示を最初にするのは、管理職である私の役目。辛かったですね。でも、そこで得た知見は他のプロジェクトに活きることもあり、次に繋がっていきます。今も自分は、成長の途中だと感じています。



周囲を巻き込みながら、自分の構想を社会に発信したい人は、管理職を目指すべき

 

私が20代・30代のときに経験した、夜遅くまで働くスタイル、それを評価する風土はもう時代遅れです。これからは、量より質。性別やライフステージ問わず、一人ひとりが自分に合う働き方を選び、理想のキャリアを描いて歩み、最大限のポテンシャルを発揮できる環境づくりが大切です。今、アイシンが目指し、推進しているのが、まさにそれ。働く側としては、自分のキャリアを真剣に考え、明確にして、周りと共有し、制度や風土を活用することが求められるでしょう。ちなみに私が管理職を目指したのは、もうひとつ、「ありたい姿」のイメージがあったから。それは、得意先に一人で訪問し、交渉できる技術者になることです。願いが叶ったのは、一人めの育休から復帰した後。得意先の次世代企画を実現するための製品構想をプレゼン・交渉し、試作へ進めることができました。当時の上司に感謝しています。その人は、性別に関係なく役割を任せてくれ、評価してくれました。部長職になって、現在強く感じるのは、役職が上がれば、自分で決められること、進められることが多くなることです。役員に考えを直接提案する機会も増えます。よりたくさんの人を巻き込みながら、自分の構想を社会に発信したい人には、ぜひ管理職を目指してほしいですね。



O.Aさんのプロフィール写真
O.A

PTモータ技術部1988年度入社
大学時代、自動車部に所属したことを機に、クルマに大きな興味を抱く。「世界に誇れる技術を搭載した製品を世に出したい」という想いを抱き、アイシン精機へ。会社を代表する車載部品・技術の開発に携わる。並行して、二度の出産を経験。仕事と家事、子育てを並行しながらキャリアアップし、現在は部長格のポジションに。

「毎日、楽しそう」という娘の言葉が嬉しかった

仕事を通じて、社内外の人とたくさん出会えるのが楽しい

 

アイシンから納入した製品について「表面にキズがあった」「異物が混入されている」などの不具合が得意先で発見されたとき、窓口となり、対応・対策をするのが、私の所属する得意先不具合対応チームの仕事。そこで今、班長を務めています。班長を目指したきっかけは、当時の上司に「チャレンジしてみなよ」と背中を押してもらったこと。アイシンでは、キャリアアップに性別は関係ありません。周囲からの期待も嬉しかったので、一念発起したんです。班長として心掛けているのは、笑顔の挨拶。目新しいことではないですが、大切なことです。笑顔があると、職場の雰囲気も良くなりますから。休憩中は、メンバーとスマホゲームの話題で盛り上がるなど、和気あいあいとした雰囲気。自分自身、いろいろな人と接するのが好きな性格なので、コミュニケーションを楽しみながら、日々の業務にあたっています。2008年に製造から今の組織に異動したことで、社内だけでなく、社外の方との出会いも増えました。出張も多く、忙しい毎日ですが、充実しています。



アイシンならではの制度と風土が、心のゆとりにつながる

 

先日、印象深い出来事がありました。会社に出かける際、見送る娘から「毎日、楽しそう。私もお母さんみたいになりたい」と言われたんです。何気ないひとことでしたが、嬉しかったですね。楽しく仕事ができているのは、アイシンの制度や風土のおかげだとも感じています。子どもがまだ小さかったころ、急な体調不良のたびに、時短制度に助けられました。30分単位で取得できるのは当時まだ珍しく、ママ友からも羨ましがられましたね。だから、心に余裕を持ちながら、前向きに働き続けることができたと思います。そんな姿が、娘には楽しそうに見えたのではないでしょうか。育児だけでなく、日々の仕事についても、周囲からの気遣いがたくさんありました。製造現場で働いていたとき、体力面で負担の大きい仕事を任されることはありませんでしたから。アイシンは常に、時代の変化に応じて新しい制度を取り入れたり、改善を重ねたり、女性の働きやすさを追求しています。そんなアイシンなら、ライフステージが変わっていく中でも、ずっと好きな仕事を続けていけそうです。



O.Tさんのプロフィール写真
O.T

新川工場 車体第2品管部1991年度入社
入社後は、ドアロックやドアミラーなどの製造を担当。2002年に結婚し、長女を出産。2005年に次女、2007年に三女を出産。資格取得支援制度を活かして取得した資格がきっかけとなり、2008年より品質管理部へ異動し、得意先不具合対応に従事。現在は班長として、メンバーをまとめている。趣味はペーパークラフト、エアリアルヨガなど。

※この記事は、2021年11月19日に1名分追加しました。

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