アイシンクロスロゴ

Recruit Media
Interview
2021年04月01日

社員インタビュー(高校生採用)

クルマの進化に欠かせないものづくりは、 現場の情熱から生まれる。

Share
TwitterでシェアするFacebookでシェアする

Index

  1. 01
    工場のものづくりは、自分が支える/保全 S.S
  2. 02
    挑戦心で、経験の幅を広げる/モーター組立 H.S
  3. 03
    携わったクルマと、もっと街で出会いたい/センサー組立 N.S
  4. 04
    世界制覇、昇格、さらにその先へ/試作 K.A

今日もアイシンの工場では、多くの技能職社員がものづくりに携わっています。

開発中の部品を完成に導くべく、試行錯誤を繰り返しながら試作に臨む。新しく開発された製品の信頼性を立証すべく、評価試験を行う。一つひとつの製品を、スピーディに、高品質で組み立てる。工場には、年齢や性別の垣根はありません。一丸となってクルマの進化を目指し、自身の使命を全うする人たちの姿があります。

彼ら、彼女らは、なぜアイシンの技能職を志し、今、どんなやりがいを感じているのでしょうか。未来をどう見据えているのでしょうか。

保全

工場のものづくりは、自分が支える

―現在、取り組んでいる仕事を教えてください。


S・S :小川工場で稼働する約1900台の生産設備の修理・メンテナンスです。設備の動きに異常が出たとき、原因の調査、修理、動作確認という一連の業務を担います。また、トラブルを未然に防ぐために、定期的な点検を行うのも私の仕事です。「自分がいてこそ小川工場は稼働する」くらいの気持ちで、日々の仕事に臨んでいます。


―仕事の醍醐味を感じたエピソードを教えてください。


S・S :はじめて、自分一人の力で修理ができたときのことですね。入社当初は何も分からず、先輩の修理を手伝うばかりでした。教えを請いながら、目で見て技術を盗み、独り立ちできたときの喜びは格別でしたね。今はまた、新しい喜びを感じています。修理を完了すると、製造部門の皆さんから「ありがとう」と感謝されることが少なくありません。自分の貢献を実感できて嬉しくなります。

-学園ではどんな学びがありましたか?

 

S・S :学園では、電気を中心に勉強しました。製造現場を訪問して生産ラインを見学することもあり、実践的な知識・技術を習得できたと思います。今は仕事柄、機械の技術が問われることが多いのですが、実は、学園時代の学びが裏側で大きな支えになっていますね。装置を診断するときも、機械と電気、両面をチェックできますから。



S.Sさんのプロフィール写真
S.S

小川工場 製造技術室 保全課/2018年度入社
「技術を身につけ、技能を磨き、自分にしかできない仕事に就きたい」という想いから、高校卒業後、地元の愛媛県を離れて、2018年にアイシン高等学園(当時)へ。電気を専攻して卒業したあと、現在の職場に配属。趣味は、ドライブや音楽鑑賞。

モーター組立

挑戦心で、経験の幅を広げる

―現在、取り組んでいる仕事を教えてください。


H・S:ハイブリッド車に搭載するモーターの部品で、“ステーター”というコイルのような部品があります。それに電流を当てて目に見えないキズなどを調べるのが私の仕事です。電極を手で持ってステーターに当てると、その結果がモニターに数値となって現れます。定められた数値内を外れていたら異常と判断し、上司に連絡。一瞬の油断が不良品の発生につながるという、重要な役割を担っています。

 

―どんな職場ですか?

 

H・S:モーターは精密部品なので、微細なチリやホコリが不良につながります。私の職場はクリーンルームと呼ばれ、皆さんが思い描く“工場”とは少し違うかもしれません。頭から足先まで静電服という特殊な服を着て、工場に入るときは全身に風を当てて一切のホコリを除去することがルール化されています。つくる部品によって、環境はガラリと変わるんですよ。

―仕事で嬉しかったことを教えてください。

 

H・S:最近、立ち上げ準備から携わった生産ラインの量産が始まったのですが、そこで稼働する第一号の機械には、私の名前が入っています。新しいチャレンジで苦労も多かったのですが、学園で培った挑戦する姿勢が原動力になりました。今は新人の教育を任されるなど、仕事の幅がどんどん広がっています。これからも、どんどん新しいことに挑戦していきたいですね。



H.Sさんのプロフィール写真
H.S

安城第1工場 第2組立製造室 モータ第1組立課/2018年度入社
「世界初のボイスナビゲーションシステムを開発した技術に触れたい」と、高校を卒業後、2018年にアイシン・エィ・ダブリュ高等技能学園生(当時)として入社。オートマチックトランスミッションの組立実習などを通じて、実践的な知識・技能を得る。2019年に卒業後、現在の職場に配属。趣味はゲーム。

センサー組立

携わったクルマと、もっと街で出会いたい

―現在、取り組んでいる仕事を教えてください。


N・S:アルファードやヴェルファイアのバックドアに搭載されるタッチセンサーの貼り付けです。定められたセンサーの取り付け時間は、1個あたり約70秒。最初はどうしても手間が掛かり、100秒~120秒くらいを要していました。先輩にアドバイスを求めたり、自分で方法を工夫したりして、今では規定時間内で完了できています。

  

―職場の雰囲気を教えてください。

 

N・S:皆さん、やさしい方ばかりです。実は最初、私自身が人見知りで、なかなか職場になじむことができませんでした。でも、いろんな先輩が気さくに声を掛け続けてくれて、少しずつ緊張がほぐれていったんです。最近は女性の後輩ができたので「次は私が話しかける番だ」と、積極的に声を掛けています。彼女も最初は緊張気味でしたが、今ではすっかり溶け込んでいますよ。

―ご自身の将来について、どうお考えですか?

 

N・S:アイシンには産休・育休をはじめ、働く女性をサポートする制度がたくさんあります。充実した待遇・福利厚生を上手に活用して働き続ける女性の先輩も少なくありません。私自身、この仕事を長く続けたいと思っているので、いろんな制度を利用しながら腰を据えて働いていきたいですね。自分が製造に携わったクルマを街で見たときの喜びを、もっと感じることができると嬉しいです。



N.Sさんのプロフィール写真
N.S

新豊工場 新豊製造室 製造3課/2016年度入社
幼少時代からものづくりに興味があり、親がクルマ好きということで、クルマに触れる機会も多かった。当時の経験から「クルマの製造に携わりたい」という想いが強くなり、2016年に現在の職場に配属。趣味は、友達との買い物や読書。

試作

世界制覇、昇格、さらにその先へ

―現在、取り組んでいる仕事を教えてください。

 

K・A:ハイブリッド車に搭載するモーターのステーターの試作です。新しい材料を使ったり、新技術を導入された製品を、いかにコストを抑えて品質を確保しものづくりに反映するか、生産技術の検証実証を行っています。そこから得たデータを分析・評価し、関係各所にフィードバックして新しい生産技術を本部全体と協業し進めています。また、多くの関係部署と協働して試作自体の進め方を決めるのも私の仕事です。職長に求められるのは、部下の業務管理や自職場でのプロジェクト進行管理。責任が大きくなる分、達成感も大きいですね。

 

―仕事で嬉しかったことを教えてください。

 

K・Aル・マン24時間レースに参戦するトヨタチームのレーシングカーに搭載する、モーター開発に携わったことです。レーシングカー用のモーターとなると1点ものですし、ル・マンは世界でも非常に有名な耐久レース。つまり、地球上でトップレベルのモーターをこの手でつくることができたんです。伝統あるサーキットを疾走するクルマをテレビで見るだけで、感動でした。しかも、優勝したんですよ。感無量というのは、あのときの気持ちを言うんでしょうね。世界に誇る技術を持つアイシンだからこそ経験できた、忘れられないできごとです。

―学園で得た貴重な学びは何ですか?

 

K・Aコミュニケーションの大切さです。学園では、相手の意見を汲み取ること、自分の意志を伝えることの重要さを学びました。今後は先行開発に加えて量産にも携わりたいと思っているのですが、そうなれば、かかわる人が変わります。直面する課題も違ってくるでしょう。学園時代に培ったコミュニケーションスキルは、いろいろな人との協働で大きな強みになると考えています。



K.A さんのプロフィール写真
K.A

第1ユニット生技部 第1モータ計画生準室 モータ試作課/2007年度入社
2007年にアイシン・エィ・ダブリュ高等技能学園生(当時)として入社。新製品の試作や新しい技術・材料などを扱う仕事に憧れて、2008年に技術本部に配属。2016年に班長となり、2019年にものづくりの本場、生産技術本部へ移籍。2020年には職長にステップアップ。趣味は、野球やサッカー、自転車などのスポーツ観戦。

Share
TwitterでシェアするFacebookでシェアする