【T-K006】電子制御の信頼性を支える。EMC試験と環境・電気試験の対応力
#試験場/設備(F)
#開発評価(K)
見えない「ノイズ」と「環境」に耐える電子部品評価
自動車の電子制御化は加速の一途をたどっています。
快適・安全な機能が増える一方で、目に見えない「電磁ノイズ」や「過酷な使用環境」といったリスクへの対応も重要性を増しています。
今回は、多種多様な電子部品の信頼性を支える、エフティテクノの「EMC試験」と「環境・電気試験」について解説します。
クルマは「走るコンピューター」へ
ドアミラー、パワースライドドア、エアサスペンション、先進運転支援システム(ADAS)など、現代のクルマには多くの電子制御部品やECU(電子制御コントローラ)が搭載されています。
これらの部品は、快適性や安全性を支える一方で、電波干渉や温度変化、電気的な負荷といった外的要因の影響を受ける可能性があります。
そのため、各部品やECUがこうした条件下でも安定して動作するかを確認することが、ますます重要になっています。
EMC試験:電波や電気雑音による影響を確認する
EMC試験では、電子機器が発するノイズ(エミッション)と、外部からのノイズに対する耐性(イミュニティ)の両面を評価します。
電波暗室やシールドルームといった専門設備を用い、RFI(無線周波数干渉)、耐電磁界、ESD(静電気放電)など、実環境で起こりうる様々なノイズ環境を再現し、誤作動が起きないかを確認します。
また、パワースライドドアや電動ウォーターポンプなど、モーターを駆動する製品が増える中、製品自体が発する電気的な雑音が他の電子機器に悪影響を与えないかも厳密にチェックします。
■ エフティテクノの強み
単に規格の合否を判定するだけでなく、ノイズ発生源の特定や対策提案まで視野に入れ、開発の手戻りを防ぐ体制を整えています。
幅広い環境・電気試験への対応
EMCだけでなく、物理的なストレスや電気的な負荷に対する耐久性も厳しく検証します。
■ 電気試験
各種電子部品に対して、電圧変動や電気負荷といった条件を与え、想定される使用環境の中でも安定して動作するかを確認します。
実車で起こりうる電源変動や負荷変化を踏まえ、部品単体の信頼性を評価します。
■ 環境試験
温度・湿度環境試験槽や振動試験機を用いて、過酷な条件下での耐久性を検証します。
温度、湿度、振動といった物理的なストレスを単独、あるいは複合的に加え、製品が正しく機能するかを確認。試験後には電子顕微鏡を用いた詳細な観察も行います。
安全・快適なモビリティ社会のために
電子部品の不具合は、即座にユーザーの不便や、時には危険に直結します。
私たちは、「安全」「便利」「快適」なモビリティ社会を支える基盤として、見えない電気・電磁ノイズや外的要因への耐性を確かめ、開発の確実性を支え続けていきます。
