【M-K006】品質を支えるEMC試験
#製品部品評価
#開発評価(K)
オペレーターから”真の評価者”へ。
車載電子部品の信頼性を担保する専門家集団の歩み
現代の車は多種多様な電子部品や制御システムで構成されています。それらが発する電磁波が互いに干渉しないか、あるいは外部からの電磁波を受けて誤作動を起こさないか。見えない脅威から車の安全を守るのが「EMC(電磁両立性)試験」の役割です。 今回は、エフティテクノでEMC試験体制の構築を牽引してきた担当者に、評価の現場にかける思いを聞きました。
プログラム通りに動くか、本質を問う
「EMC試験とは何か?」という問いに対し、担当者はシンプルに 「プログラム通りに動くか調べること。自らが発する電磁波で周りの機器に悪影響を与えないか、逆に外部からのノイズを受けて誤作動しないかを確認することです」と教えてくれました。 専門用語を並べるのではなく、誰にでも直感的に伝わるこの言葉には、担当者自身が現場で技術者として成長し、本質を突き詰めてきた「評価への深い向き合い方」があるのだろうと感じました。
お客様と同じ視点に立つ。そこから生まれる提案力
担当者の技術者としての大きな転機は、自動車メーカーの開発現場に入り込み、同じ立場で評価業務に携わった経験だと言います。 そこでは、単に言われた通りに試験機を動かすのではなく、「評価テストプランの作成」や「関係各所との交渉・合意形成」を担いました。 「お客様(設計者)は、何を担保したくてこの試験を求めているのか」。メーカー側の立場になって仕事をしたからこそ、開発の意図を汲み取る力が身についたと語ります。また、特殊な試験については他社メーカーが保有している試験施設や設備サイトを活用するなど、お客様の要望に「柔軟に対応する力」もこの時期に養われました。常に「お客様の目線」に立ち、課題を共に解決していく姿勢が見えました。
高度化するモビリティの未来をデータで支える
自動車業界は今、100年に一度の変革期にあります。電動化や自動運転の高度化に伴い、EMC評価の重要性はますます高まり、日々アップデートされています。 現在、エフティテクノのEMC試験チームは、高度で複雑な試験要求に応えるため、設備機器の管理を含めた評価全般の運営体制を急ピッチで強化しています。担当者は 「第三者試験機関としての揺るぎない信頼性を確立することが目標です」と力強く語ってくれました。 お客様が開発に込めた思いを、確かなデータと技術力で裏付ける。エフティテクノはこれからも、見えない「ノイズ」と戦う開発者皆様のパートナーとして、進化を続けていきます。
