[ 2017年8月9日 ]
碧南海浜水族館主催のサマーツアーで約20名の方がいらっしゃいました。
目的は、ザリガニの生態を知ること。
そのため、今回はエコトープに生息するザリガニをひたすら釣ってもらいました。
木で作成した釣竿に、餌のスルメをセットして準備完了です。 |
あとはひたすら待ちます。
ザリガニは、スルメの香りに誘われて出てくるのですが、とても時間がかかります。
元々、日本国内で「ザリガニ」といえば、固有種のニホンザリガニでしたが、
本種が移入され定着したことにより、「ニホンザリガニ」「アメリカザリガニ」と呼び分けられるようになりました。
食性は雑食性で、藻類、水草、落葉、小魚、オタマジャクシ、水生昆虫、動物の死骸など何でも食べるため、 エコトープに生息するカワバタモロコ等の魚も傷つけてしまいます。 なので、ザリガニを釣ってくださるのは、とても助かるのです。
こんな格好で覗き込んで、待つ子供達もいました。 |
数十分後、続々とザリガニがつれ始めました。 子供達は「つれた!やったー!」と歓声上げていました。 釣れたザリガニは大きさを測ります。 |
釣れたザリガニ |
釣ったザリガニはこの後、碧南海浜水族館に持ち帰って、ザリガニの生態観察をするとのことです。 |
今回1時間で、20匹ほどのザリガニが釣り上げられました。
アメリカザリガニは、外来種であり、エコトープに生息する生きものを危険にさらすため
駆除する努力をしています。
しかし、繁殖力が高いため、なかなか減少しないのが現状です。
今後も駆除する努力を継続して推進していきます。