エコトピアニュース2017年

カワバタモロコプロジェクト2017始動

[ 2017年5月11日 ]

カワバタモロコが住む池
カワバタモロコが住む池
2014年からスタートし、今年で4年目になる、
カワバタモロコプロジェクト!

絶滅危惧種である「カワバタモロコ」を碧南海浜水族館と協業で保全、育成をしています。

昨年は、卵を孵化させるプールにヤゴが入ってしまうという事態が起こり、卵が食べられてしまいました。

今回は、ヤゴ等の外敵がいないかを慎重に確認し、カワバタモロコを育成していきたいと思ってます。
寒くなってくると、活動が停止するため、カワバタモロコの姿を見かけなくなります。

今回、専門家に確認してもらうまでは、「いないのではないか…」と
担当者の私達はとても心配していました。

なぜなら、こんなに大きいフナが沢山いるからです。(あまりに大きいフナはカワバタモロコを駆逐してしまう)
大きなフナ
大きなフナ
大きいフナ
大きいフナ
ギョギョギョ!大きい!
大きい固体だと15cmは超えてます。
カワバタモロコ
カワバタモロコ
しかし、モニタリングをしてみると…

沢山いました!!(良かった…)一安心。

お腹の大きなメスも沢山確認できました。

もう少し暖かくなると、水生植物の根に産卵をし始めるので、
確認していきたいと思います。

今年は、碧南海浜水族館からの追加の放流はせず、
今いる個体のみで、育成保全をしていくこととなりました。

産卵が始まりましたら、また報告したいと思います。