[ 2016年5月6日 ]
5月に入り、エコトープでは新緑の季節になりました。
今回はふ化したカワバタモロコの状況とその際に見つけた水生生物を紹介します。
4月下旬に産卵を開始したカワバタモロコですが、25日に確認した38個の卵が5月2日に無事ふ化しました!! 育成プールの中をよく見てみると、小さなカワバタモロコがスイスイと泳いでいます。 5mm程度の大きさなので太陽が育成プールに 当たり、非常に見づらくその魚影を見ないとわかりません。 数を数えて見た所約10匹の稚魚を確認する事が できました。 もう少し大きくなるともう少し正確な数が分かると 思います。 |
稚魚がいる育成プールの様子 |
そして本日産卵確認の為、ホテイアオイという水草を確認しましたが、 雨が降っており水温が低かったので、卵は発見する事ができませんでした。 (カワバタモロコが活動する水温は20℃くらい) しかし、産卵確認をしていた際に他の生物を 見つけたので紹介します。 |
卵を産みつけるホテイアオイ |
まずは何かの卵です。
水滴のように見えましたが、ホテイアオイの根元にゼリー状のものの中に白いツブツブが
入っているものがついていました。
調べてみたところどうやら『サカマキガイ』の卵のようです。
サカマキガイの卵(約4mm) |
サカマキガイ |
ホテイアオイについているヤゴ |
次に見つけたのは『ヤゴ』です。産卵確認をしているとたまに根元にくっついている事があります。 種類はわかりませんでしたが、このヤゴも成長して秋にはトンボとなり、 エコトープの中で飛んでくれるでしょう。 |
エコトープ内ではたくさんの草木が青々としています。
これからカワバタモロコの稚魚もスクスクと成長してくれると思います。
次回はエコトープ内の植物を紹介していきますので、楽しみにしていてください。