[ 2014年12月7日 ]
エコトピアの池に海外から持ち込まれた魚(外来種)の『カダヤシ』が大量発生してしまいました。
池で育成している、昔から日本の池や川に住む魚(在来種)のフナやドジョウ、そして5月から仲間入りしたカワバタモロコを、外来種のカダヤシから守るために、池の水を抜いて、一度池を乾かす『池干し』を行いました。
逃げるのが早くて大変です |
まず、池に入って網を使い、在来種のフナやカワバタモロコなどを1匹1匹、慎重に救出しました。 池は思っていたよりも土が多くて大変でしたが、無事にたくさんの魚を捕まえることができました。 |
こちらが捕まえた魚たちです。 フナはとても大きく成長していて、みんな驚きました。 |
捕まえた魚たち |
外来種のカダヤシ |
そして、こちらが今回、駆除することになった外来種の『カダヤシ』です。 メダカにとてもそっくりですね。 「殺してしまうなんて可哀想!」と思われるかもしれませんが、それには大きな理由があるのです。 カダヤシは、現在、日本に昔から住んでいた『在来種』のメダカやカワバタモロコなど、同じ大きさの魚を絶滅の危機に追いやっているのです。 在来種との大きな違いは、カダヤシは卵を産みません。 卵をお腹でかえして、人間と同じように赤ちゃん(稚魚)を産みます。 そのため、卵を食べられる事がないので、とても増えてしまい、在来種の卵や稚魚を食べてしまうのです。 |
春にはまた、捕まえた魚たちを池に放しますので、元気に泳ぐ魚たちに会いにきてください。