エコトピアニュース2020年

残暑 〜森の中は何故涼しいの?〜

[ 2020年8月28日 ]

ジリジリと空気が肌にまとわりつくような蒸暑さがまだ続いています。
ヒマワリやミソハギといった夏を代表する元気な花を横目に涼むためにエコトープにある森の中へ入ってみました。

ひまわり
ひまわり
ミソハギ
ミソハギ
アイシンの森(2011年〜)
アイシンの森(2011年〜)
森の中は、多くの木のおかげで日は差し込んでこず、ひんやり涼しく感じます。
2011年に約30cmの苗を植樹し、既に高いもので約10mに成長。森が与える高木、湿った土、涼しい環境を好むそれぞれの生きものの大切な住み家となっています。
アイシンの森(2013年〜)
アイシンの森(2013年〜)
<何故森の中は涼しいの?>
森に降り注ぐ太陽の光は、木の葉が吸収します。木の葉は吸収した光をエネルギーとして木の中の水分を蒸発させます。
葉の中にある水は蒸発するときに周りの熱を奪うので、植物は直接日光が当たっても暑くなることがないのです。また、木の枝や葉が太陽の光をさえぎるので、あまり太陽の光が地面まで届きません。このため、森の中に入ると涼しく感じます。
涼しい森を出て「カワバタモロコの池」に向かうと
透き通った水の下に多くの魚影を確認。

網ですくってみると…たくさんの稚魚を確認!
この稚魚は今年の5月頃生まれたカワバタモロコです。
順調に育っていて安心しました!
カワバタモロコの稚魚
カワバタモロコの稚魚

エコトープにはいろいろな生物が生息できる環境があります。周辺の森や川、畑からこの地へとやってくる生物が増えていき、憩いの場となるよう今後も改善を続けていきます。