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カーボンニュートラル・
電動化

アイシンのカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを生産面と製品面で紹介しています。

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製品のカーボンニュートラルとしての「電動化」

アイシンは、eAxle、熱マネジメント、回生協調ブレーキ、軽量化製品などで、クルマの電動化へ貢献しています。なかでもeAxleは、EVに欠かせない電動駆動ユニットです。
また、電動ウォーターポンプやオイルポンプ、冷却水の流路切替バルブなどで熱マネジメントを行うことで、バッテリーやモーターを効率よく使用し、電気の消費を抑えます。
さらに、電子制御ブレーキによる回生協調制御やアルミ製車体製品による軽量化など、車両全体での電力消費率の向上、CO2削減につながる製品の提案を行っていきます。

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eAxle 150kW

このeAxleは、2020年に発売開始したバッテリーEV用の電動駆動ユニットです。水素をエネルギー源として走る燃料電池車「MIRAI」にも搭載されています。
バッテリーで動く電気自動車や燃料電池車は、電気の力でeAxle内のモーターを回転させ、車の走る力を作り出しています。
そのため、車からCO2を排出しないカーボンニュートラルに貢献する製品です。

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eAxle 150kW(前輪駆動用)

このeAxleは、トヨタのバッテリーEV「bZ4X」に搭載されている電動駆動モジュールです。
モーター、インバーター、トランスアクスルを全て一体化しており、BluE Nexus、デンソー、そしてアイシンがそれぞれの強みとノウハウを生かし共同開発しました。
eAxleの最適な冷却、熱マネジメント技術や、電力・駆動力の損失低減技術などにより、車両の高い動力性能とトップクラスの電費を実現しています。 
また、eAxleを大幅に小型化したことで車内空間や荷室空間の拡大に貢献しています。

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高容量FR1モーターハイブリッドトランスミッション

この1モーターハイブリッドトランスミッションは、既存のFRタイプの10速オートマチックトランスミッションに、小型で高性能な50kWのモーターを追加してハイブリッド化し、大型のピックアップトラックに搭載されています。
アクセルの踏み込み度合いやバッテリーの残量にもよりますが、走り出しは効率の良いモーターを使ったEV走行を行います。
アクセルを踏み込んだ時には、エンジンを作動させてハイブリッド走行を行うため、力強い加速力に加え、高い燃費性能を実現しています。

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